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三柱ゲーム  作者: さらん


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◆アマテラス編~パーティ翌日~

翌朝、カイとソラは、用意された応接室でドワーフ王を待っていた。昨夜の宴の陽気さが嘘のように、室内は静かで、朝日が窓から差し込み、清々しい空気が流れている。二人の表情には、昨夜の不安とは異なる、決意の色が宿っていた。


やがて、ドワーフ王が数人の従者を連れて現れる。ドワーフ王は、いつもの陽気な笑顔で二人に挨拶をしたが、その赤い瞳の奥には、指示の返答を待つ、隠された期待が見て取れた。


カイは、ドワーフ王に向かって深い一礼をし、ゆっくりと顔を上げた。


「陛下、昨夜は貴重な時間をいただき、ありがとうございました。そして、温かいおもてなし、心より感謝申し上げます」


そして、一呼吸置いて、言葉を続けた。


「昨晩、ソラと二人で長く考えました。陛下のご提案、すなわち、エルフの自然の魔法の秘密をお伝えすること…」


カイは、そこで少し言葉を詰まらせ、ソラと視線を交わした。ソラは、静かに頷き、カイに続けるように促した。


「…慎重に検討を重ねた結果、わたくしたちは、陛下の求めに応じる決断をいたしました」


カイの声は、わずかに震えていたが、その言葉には固い意志が感じられた。


「エルフとドワーフの間に、真の友好関係を築き、未来に向けて協力していくためには、互いを率直に理解し合うことが不可欠だと考えております。わたくしたちの技術が両国の発展に大きく貢献できるものと信じております」


ソラも、隣で静かに頷いた。


「私たちの魔法が、両国の繁栄のために必ずいい影響を与えることと思いますわ」


ドワーフ王は、カイの言葉を注意深く聞き終えると、その表情から陽気な笑みが消え、代わりに真剣な光が宿った。そして、ゆっくりと口を開いた。


「エルフの使者の皆さん…あなたたちの決断、しかと受け止めました」


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