表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔界との戦い  作者: 白木
406/408

魔流の生き方

 エツゴもそれを聞き、頷きながらも、


「奴らもこれまで蹂躙し、自分達の奴隷にして来た種とは少し俺達が違うと言う事が分かっただろうし、そうだろうな。その奴隷にされている人種はどうやら、俺達と近い先祖のようだ。その奴隷達を解放し、俺達の兵力となれば、これは戦える体裁が整うかも知れん。北の民はビユウ国と言うらしい。人口も100万人も居るそうだ。大きな町と言うものを形成しているのだそうだ。既に空船が見て来た。それに西ゝの民の事も少し分かって来た。やはり、こちらの人種とは違う赤い肌に、大きな頭で目がとても大きい。身長は我々と同じ位だが、こちらの容姿は正に魔人と同じようで、尾がある種も居るようだ。もしかしたら、バツリン師が実験していたのは、この西ゝの民かも知れんな、それこそ、魔界と言われる者達こそ、むしろそっちだろうな」

「確信は良くない。真に戦ってもいないのに、決めつけるのはな」


 ビゼンが言うが、いずれにしてもすでに戦っているのである。

 こんな事を告げながら、エツゴはやはり有効なのは地雷だと言うし、ユウゴが間もなく完成させる、これこそ人力飛行機であるが、それを待ち望んで居た。


「一応、試作機を改良して完成とはずっとこの先も言わないけど、出来たのでユロ、ミハに試乗して貰う、良いかな?ずっと空船でも操縦していたし、優秀な二人なので」

「問題ない」


 二人は元灰種である。殆どエツゴ達とも背は低いが見かけは変わらない。自然とそうなったのである。何も秘薬を使った訳では無かった。彼らは無理やりウレイによって強制改良されていたのだ。元々同じ人種であったのだろう。南の民も人語を話せるようになった。そう言った通信手段が無かっただけだ。脚は短いものの、やはりこちらも人種なのである。エツゴの領域は、ほぼ人種である事も分かって来たのであった。


「行きます」


 空域は、やはり軽い者達が適任だ。そして、墜落の危険もある事から今で言うパラシュート様な物も搭載しているし、飛翔隊も兼ねている者達だ。その点では安心出来た。この飛機なるものは、やはりアルミニウム様の鉱物でプロペラを作られ、それを陸上の戦車と同じく、人力で漕ぐ事によって浮き上がり、進んで行くがそれでは体力が無くなれば失速して墜落してしまう。空船のようなやはり風船状の物を利用し、帆も応用している。つまり空中用のこれも戦車なのだ。風を利用する事によって推力を得るので極力その脚力は必要無かった。機体を重くすれば浮力・推力が無くなる。出来るだけ軽量で且つ少ない労力で飛ぶと言う事を主眼に置いているユウゴによるこの発明も、現代においても恐らく画期的なものであろう。その歯車の構造がとにかく秀逸なのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ