魔流の生き方
「この現状はこちらの戦力が少ない事を見越し、大軍で攻めて来ている所を見ると力で圧倒しようと言う作戦だ」
「明らかにそうでしょう。だが、こちらにも仕掛けがあったが全く知られる事は無かったようなので、少し驚いているようですな」
スエラが言う。
「ああ・・だが、少々の兵を犠牲にしても、あの鉄の馬車風の物は戦車と言うのだろうが、かなり手強いぞ。数車を破壊したものの、無数に持っている」
その会議中に飛翔隊に向けて無数の矢が放たれ出した。ガリが攻撃を停止し、離れろと指示するが、低空で飛んでいたビリと言う兵士が撃たれたのであった。
「むうっつ!低空は危険だ。もっと上空に逃れろっつ!」
その大声を聞き、エツゴ達が陣中から飛び出すが、3名の飛翔隊は相当の飛距離が出るのだろう、無数の矢によって撃たれてしまったのだった。
「あの無数の矢は普通の物では無いぞっつ!飛距離も威力もある。空船までは届いていないようだが、戦略を変えないとっ!」
「大筒を撃とう。だが、あの敵まで届くかどうかは分からない」
ビゼンが言うが、
「俺が新型を持って来た。取りあえず、敵のあの弓は何だろう、一度に数発撃てるような感じで威力も凄い、鉄製では無いのか?」
「なら、こちらも相当に危険な武器だ。大筒は一発ずつしか撃てない。破壊力はあっても敵の無数の矢に対抗するには・・むむむ」
ビゼンは考え出したが、エツゴは瞬間判断出来る男だった。既にその大筒を撃っていた。どかあーーーん、それは敵の中央まで恐らく届いたのだろう。大音声と砂煙によって相当大きな爆発音であった。
「おおっつ!届いた。破壊力も今までの数倍もある」
この一発で敵は更に下がっていた。ガリがこの隙に、自ら飛翔し、ビリの体を抱き抱えて戻って来た。この危険な所作をガリが単独で行った訳だが、エツゴはそれを責めなかった。ビリは致命的な傷では無く、大腿部を貫通していたが、急遽の施術によってどうやら一命は取り留めたようだ。後の2名は恐らく助からないだろうとエツゴも思っていたが・




