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魔界との戦い  作者: 白木
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魔流の生き方

「西ゝ或いは北の民がこちらにやって来た。つまりどこかで接点があり、情報を入手して来た。ウレイもそうだけど、過去にどこかで接点があり、血も繋がっているのかも知れない。ただ、分断されたこの地形や条件の中で、それぞれの文化が出来て行き、今の状況にある。やはりその中で天変地異と言う先の地揺れにせよ、火山の噴火にせよ、今までの条件下では食うと言う所でかなりきつくなってきた。もはやそれは相手の領土に攻め入り奪うしか無いと言う状況になっている」


 ユウゴがこう言う事を言い出すが、そんな事はもうとっくにエツゴが分かっているのだ。論理では無く、それは勘でも良いが、その食を工夫し食い繋いで来たのである。幸いにも中原盆地は周辺の土壌は肥沃であり、エツゴ達の命を支えて来た。今度の周囲の敵はその食を求めて攻めて来るのであるから、奪いに来る完全なる排除すべき相手なのだ。知恵が今こそ要るのだとエツゴは強く思った。二人の子供達は優秀だ。自分の宝でもあり、この集団の宝でもあると強く思うのであった。


「怒涛の音が聞こえる・・これは、馬では無かろう」


 北の前線に居たビゼンが呟いた。


「敵が来襲して来ているのか?それにしても凄まじい音だな。飛翔隊からは?」


 ガリがエツゴの指令を受けて来ていた。ガリもそう聞く前に空伝達が入っているのだが、


「見た事も無い、人力で走行する馬車のようだ。それに全面が硬い鉄のような物で覆われているらしい」

「大筒は、用意は出来ているか?」


 ビゼンも同じ情報を既に入手しているようだ。このような場合、こちらには防御壁は既に石組みに擬コンクリート製で構築してあるものの、この敵に同じような大筒があれば恐らく木っ端微塵にされるだろう。飛翔隊空船が指示を待って爆弾を投下する手筈になっている。一瞬で戦況がひっくり返るような敵は大軍勢であると既に分かっているし、鉄製の防護服と手には槍のような物を持っている。馬は居ないものの、先に言ったような木製の人力で動かせる所謂戦車のような物を多数持ち、進軍して来るのだ。それもかなりの速度であるし、この地響きを聞いて途方もない大軍である事が分かる。エツゴ軍が駆け付けて来た。もうエツゴ軍の7割の戦士達が相対する事になったが、それでも敵は遥かに多い数のようだ。

 エツゴは、空船にすぐ到着後指示を出した。飛翔隊も灰種を中心に今度は石爆では無い。火薬を詰めた本当の爆弾である。それを投下せよと矢次早に指示を出したのだ。

 ビゼンにエツゴは言う。


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