表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔界との戦い  作者: 白木
26/112

再出発までの準備

「その位の情報は入って来ているさ。だから、俺も動けてないんだよ」


 その辺は惔倹からも聞いていたのだろう。この部隊が動けないのはその為だ。しかし、今や組織として一応の命令系統で動くようになっている以上、勝手な行動は出来ないのだ。法や決まりのようなものが一応出来つつあるのだ。それは、抜燐が一応の指揮権を持っている事になったからだろう。


「で、さあ。閲呉はどうしたい?やっぱりあっち側を見たい?」

「そりゃあ、勿論さ。うずうずしているさ」

「じゃあ、行こうよ、あたい達で。数人でさ」

「燕尾・・お前」


 閲呉の眼がくりくりとした。


「そうしたいんでしょ?」

「ああ・・だってさ、おかしいんだよ。こそこそと急にしだしてさ。あの怪物は確かにやばかったけど、俺達をその先に行かせないようにしているように思えるしさ」

「そこ・・閲呉。おかしいと思っていたんだね?」

「ああ・・急にイケイケの話がストップ状態になっちまった」


 燕尾も閲呉がやはり何かを感じていた事を知り、惔倹、饗場を呼び、4人で行動をする事を相談した。それ自体何らおかしい事では無い。彼らは、何度もそう言う会合と言うものを自然と行い互いのコミュニケーションを取って来たのだ。

 饗場が言う。


「とにかくよう、あれから何も指令も無いし、俺達の出番がないんだよな」

「自負するようだけどさ、俺達の閲呉軍団は最強だと思っている」


 惔倹もいらついているようだった。


「つまりさ、飛翔隊が何かを見た。相当やべえ奴が居るって事なんだろうな」

「うん、あの黒い怪物よりやばいのが居る訳だ。それをあの天鳥なんかを見せてさ、それを新な飼育種にする事なんて、わざわざ呼ばれる事じゃねえしな」

「そりゃそうだ。捕獲を手伝えと言うのならともかくさ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ