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魔界との戦い  作者: 白木
137/142

展開が変わった

 マビがきっと眉を吊り上げ、エツゴを睨みつけてそう答えた。


「良いさ。その内言いたくもなると思うぞ?お前達は、拷問と言う言葉を知るまい」

「拷問・・な、何だ・・それは」


 何かをされる事は、エツゴの眼光を見ても明らかだ。その顔を見て少しマビは震えた。


「準備を・おい、エンビ、お前は今身ごもっている。席を外せ、キラン頼む」

「え!」


 キランがエンビをその場から退出させるのであった。キランは又戻って来る。

 エツゴは、


「今までな、俺もこんな事はしたくは無かったんだよ。でもな、今俺達が生き残っていく為に闘うのには、こう言う拷問と言うのも手段だと俺は思う。ビゼン、始めてくれ」

「は!」


 キランの体が小刻みに震えていた。エツゴをずっと見て来たが、相手を傷つけ、苦しませて拷問を行うような行為はした事は無かったのだ。戦う事は命のやりとりである。その為に、当然致命的損傷を与える。しかし、もうそこから回復などしないと判断すれば、苦しむ敵に対し、エツゴはあっさりとその命を絶った。口を割りそうのないこの二人ではあるものの、ビゼンは、拷問をすると言う前に霧状のものを二人に噴霧したのだった。


「な?」


 キランには分からなかった。例えば、油を吹き付け、焼こうと言うのかと思うや、その通りの事をビゼンが言った。


「ここに火がある。お前達には、理解出来ような?この意味が」

「殺すなら、ひと思いにやれ!」

「ふ・・拷問だと言っているだろう?その意味がもうお前達にも分かるであろう?」


 にやりとするビゼンに、無表情でエツゴは黙っている。


「まあ、その前に、こうだ」

「ぎゃああっつ!」


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