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魔界との戦い  作者: 白木
107/282

改名を発表する?

「とても長く、そしてとても強力な武器にもなるようでした」

「うん、ビル。お前はとても良く見て来たな、その相手に対して詳細な観察もしている。お前は、後部のヤスラ部隊に入れ」

「え・・」


 エツゴは、即決でこの男の非凡さを感じたようだ。

 事実、このビルは非常に遠目があると証明されている。貴重な一員となるのである。

 ブッタンが戻って来た。同じような報告をしている。


「そうか、爆玉も余り効かなかったんだな?」

「ああ・・数発は確実に当てたんだが、とても硬い皮膚だ。殆ど効いていない」

「まあ、方向をギゼン族の方に行かせたのが良かったな。これでは、迂闊にこの北の平原も探索出来ないぞ・・うううむ」

「この怪物も又魔物っすよね?勿論だけど」

「ああ・・察するに巨大化するのは、餌を多量に食うから。この場合、ギゼン族が恰好の餌なんだよな、勿論」

「戦闘力的に見れば、遥かにギゼン族は俺達より高い。その相手が簡単に食われる怪物等なんて迂闊に手が出ないぞ・・何体居るんだろうな?」

「分からないすよ」


 分かる筈も無かった、現時点ではそれはそうだろうなと誰もが思った。


「しかし、ここで諦められはしない。ギ種の皮を確保するのが目的だったからなあ」


 エツゴには諦める訳には行かない理由があった。それに、こんな怪物がまだ何種か居るのかと思えば、益々巍然族は食糧に瀕し、又追われて黒魔洞まで逃げて来るだろう。次に食われるのは自分達なのでもある。戦わないで済む事も無いのだ。

 ここで陣幕の中で、ビゼンがこう言い出したのだった。


「ギゼン族の方向にはビエロが居ます。どうでしょうね。どちらがが勝るでしょうか?ビエロも硬い甲羅を持っており、大きさも互角です。ただ、片方の動きはのろいんですが。防御力は勝っているかも知れませんし」

「ほう・・確かに東と言うんだよな?そっちの方向にはビエロが数頭居る筈だ。どっちも魔物、戦わない筈が無い」

「そうです、ビエロは我々には益獣となっておりますので、これに加勢すればいかがか?」

「加勢する?ビエロに?」


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