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ーーー回想ーーー

【イツキサイド】


 「……あれは、先生の師匠が生きていた頃の話し。」


ーーー回想ーーー


 「…師匠、この子で本当に良いんですか?」

 「あぁ、問題ない。この子が1番の完成品だ。」

 「けれど初期体は、今後問題が起きるかもしれませんよ?」

 「そこはまぁ………イツキ君、君がフォローに回ってくれ。」

 「僕にこの子を見張れって言うんですか?勘弁(かんべん)して下さいよ。」

 「…そうならない事を祈るよ。」

 「そうですね、師匠に『何か』が無ければ、この子も僕も、平和に暮らせますからね。」

 「その体、殺さないで下さいね。」

 「無論、そのつもりだ。」


 そう言ってた師匠は、当時の弟子である先生を守り、身体を殺してしまった。


 その後、師匠に言われた通り、001を『普通の子供』として、先生の居る施設に送り込んだ。

その時両親の不在や出生について怪しまれないよう、施設の子供達には、昔から居る存在だと記憶を認識させた。


 だが、問題が起きた。

001からの連絡が途絶えたのだ。

本来成長しない身体を持っていた001が他の子と成長してきたように記憶を改ざんさせていたというのに、どうやら001自身にも影響を与えたようで…。

まるっきり普通の子供として混ざって生活していたのた。


ーーーーーー


 「…それに最初に気付いたのは、先生、あなたですよね?」

 イツキが手術室の奥に目をやる。

 「…君は相変わらず(するど)いね。まさか師匠のスパイだったとは…」

 「先生も薄々は気付いていたんじゃないんですか?」

 「…まあね。」


 俺は、神無月の登場に何が何やら…混乱してしまったが…


 「とりあえず、ノアは、途中からやってきたんだな…師匠っていうのが何者かは知らないが…………」

 「ノアは、一体、何者なんだ………?」


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