ナナのノア君
【ナナサイド】
ようやくノア君に会えたと思ったのに、ノア君はなんだか悩んでる様子だし…側にはいっつもレイが居る!
今日だって………
「ノア君、おはよう…!」
「…あ、ナナちゃん、おはよう…」
「やっぱり今日も元気ない…ねぇ、ノア君、ナナが力になれること、ある…?」
ナナがノア君の側に寄ると…
「お前にはない、近寄るな」
「………はぁ?!!」
レイがノア君の前に立ちはだかる!
「レイには聞いてないんですけどぉー!」
「俺もお前と話すことはない」
レイがこっちを見ないまま手でシッシッと追い払おうとする!
「ナナはノア君と話してたんですけどぉー!そこどいてくれない?!」
わたしも負けじとレイを睨みつける。
「俺はもっと前からノアと話してたんだ、だからお前がどけ」
「はぁ??!意味わかんなーい!今!話してたのが!ナナなの!」
「俺は!ノアが起きた時から!話してた!」
「ちょ…!それっ!同室だからってズルくない?!」
「ま、まぁまぁ…2人共落ち着いて………」
「ノア君はナナと話してたんだよねぇー?!!」
「ノア、俺との話は終わってないぞ?」
「ぇ、えぇぇー………」
そこにチビ3人も起きてくる。
「ノアお兄ちゃん、おはよぉ…」
「ウタお兄ちゃん?まずは顔洗いに行こ。ウイもついてくから。」
「オニィチャン…おはよう」
「お!ヒナも起きてきたんだな、おはよう。今日も元気か?体調大丈夫か?ちゃんと眠れたか?」
「ヒナちゃん、おはよう!ぐっすり寝てたから、起こさない方がいいかなって…1人にしてごめんね?」
「ナナちゃん…次から起こして…」
「うん、分かった…!」
(ホントはノア君と2人きりで話したくて早起きしたんだけどなぁ…)




