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夕暮れどきに

作者: Soraきた

あらためてキミに出会ったときのこと

思い出してた

机の隅に忘れ去られたモノのように

つらく感じた


キミの表情がさみしく映ったのは

夕暮れどきだったから

たしかにそう言葉を交わした

まだ今年の「夏」も

どっちつかずの僕らの恋の行方を

やさしく見守ってくれている


かすかに残る潮の香りは

まだ何か、言いたそうな僕の口元を

何度も何度もくすぐった


終わりでもない

始まりであるのは確かなこと

僕のココロが踊り出すのは

きっとキミの言葉次第


瞳の奥にキラリ光るものが見えた

僕は少し早いなと感じた

本当なら、このあとの

月明かりまぶしい砂浜で

貝殻たちが

この日のために

練習してくれた御披露目会にて

キラキラを見せてくれて

僕たちは感動する予定だったから


その涙、後にとっておきなよ

そんなふうに言えるわけもなく

つらいなら、僕の肩あたりで

泣いてもいいよ

今日たまたま、涙で飾られたしても

僕は、

「今日は、僕たちにとって

そういう日だったんだ」と

何もなかったかのように

そう言うだけ


月明かり角度が変わり

キミの頬を照らした

キラリ輝くもの

今日の思い出は

大事にとっておこう

僕のため

そしてキミのために



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