表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88日間アメリカ1周⭐︎俺の歩き方⭐︎  作者: Mr.ぴん孤ぱりぃーの
アメリカの実力
7/7

See you again.

アメリカという国はどうしてこうも心をはずませる場所なのだろうか、、、。



歩けば歩くほどワクワクが止まらない。



セブンイレブンを見ればワクワク。



家の庭に飾られてる、ハロウィンの飾りを見ればワクワク。



セレブの船が停泊してるマリナ・デル・レイを見ればワクワク。



歩いていると、



いきなりクラクション!!



ビクッ!!


となった後に


真っ赤なオープンカーに乗った男女の大学生達が



「ハッピーハロウィン!!」



と俺をわざとビクつかせて通り過ぎていく、、、。



おいッ!!ふざけんな!!



って思うけどワクワク。



これがアメリカ!!


これがUSA!!


これこそが俺の望んでいたフリーダムな国!!俺のお求めていた自由の国!!

ユナイテッド ステイツ オブ アメ〜〜〜リカなのだ!!



かれこれアメリカに着いてから10時間くらい歩いてるけど、ワクワクが止まらない。



そして、やっと、かの有名なサンタモニカビーチにたどり着いた。



ここはまさにアメリカ!!



そう、俺はこのtheアメリカであるサンタモニカビーチでしなくてはいけない事がある!!



それは、移動手段の確保だ!!



アメリカの移動手段と言ったらスケートボード。



そうスケボー!!



この先ずっと乗っていくスケートボードをそこら辺で買っては、もったいない。

the アメリカであるサンタモニカビーチで買う事に意味があると思い、日本で買わずにここまでやってきた!!



早速、売店でスケボーを購入。




値段は100ドル。日本円で言うと1万円くらい。



だが構わない!!



なぜなら、このスケボーで劇的に移動が楽になるからである!!

このスケボーで劇的に移動が速くなるからである!!




周りを見渡せばうじゃうじゃ居るではないかスケボーをしている人達が!うん。こいつらを親しみを込めてこう呼ばせてもらおう。ボーラーと。



俺も今からボーラーの仲間だ!!



いざ!!



バタンッ、、、。



痛い!!





、、、なるほどボーラーになるには少し練習が必要らしい、、、。



意外と難しいなスケボー乗るの、、、。





よし!!もう一度



バタンッ、、、。



痛いッ!!!





あれ?



もうちょっと、こうやってバランスとるのか?


なるほど、なるほど。


できる!できるぞ!!



バタンッ




痛いッーー!!!





ーーー2時間後ーーー





俺はサンタモニカビーチをハジからハジまで移動し終えた。




俺も馬鹿じゃない。運動神経も悪いわけじゃない。2時間もやれば、スケボーのコツや仕組みを完全に理解した。



そして、サンタモニカのベンチで夕焼けを見ながら、思う。




うん。思ってたのと違う。。。




まず、荷物が多すぎる。

リュック以外にも、エコバッグを用意して荷物をぶち込んだ物を肩から担いでいるけど、邪魔!!

スーパーの特売日に買い物を終えた後の主婦の様な格好だけど、そんな格好でスケボー乗ってる奴誰も居ない!!

スーパーの特売日に買い物を終えた後の主婦の様な格好では、スケボーを乗りこなすのは不可能!!



全然、重心が全然定まらない!!



途中、スケボーに乗って移動できないからスケボー持って歩いたし。

普通に荷物が増えた。




夕日が綺麗に見えるサンタモニカのベンチでスケボーに話しかけた。




、、、スケボーよ。聞いてくれ。お前を旅に連れては行けない。この旅は危険だ。というか、お前と居たら、危険な旅になるかもしれない。わかってくれ!!

、、、だからお前とは、ここで一旦お別れだ。旅の終わりにまたここで会おう。



俺は、スケボーをベンチの下に置き、歩きだす。

わかってる。これが最後の別れになる事を。

しかし、決して振り向かない。振り向いたらお別れができない気がしたからだ。



心が痛むというよりは、両膝と肘と手のひら、腰と後お尻にヒリヒリと痛みを感じながら振り絞って別れの言葉を出した。



ーSee you again.





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ