ありがとうRandy's Donuts(ランディーズドーナッツ)
どうにかこうにか、危険な道を潜り抜けやっとの思いで到着したRandy'sDonuts
Randy'sDonutsにはオブジェがある。
大きい大きいドーナッツのオブジェだ。
まん丸の円の真ん中には、大きな穴が空いている。その穴からは、これぞ晴天とばかりに真っ青に澄んだロスアンジェルスの空がこちらを覗いてる。
ドーナッツと言えば、この真ん中にポッカリと空いた穴。
そう、このポッカリと空いた穴があるドーナッツこそ、完璧なドーナッツ。
食欲をそそるドーナッツ。
ドーナッツは、人間に似てる。
大抵人には、それぞれ短所や欠点など、そうポッカリと空いた穴がある。
だからこそ穴がない完璧な人を見ると妬むし、羨ましい。
誰だって自分の欠点や穴が嫌で、他の人と比べたりして落ち込む。
どうにかその穴を埋められないかと考えて、寝れなくなる夜もある。
でも、大丈夫。
完璧じゃなくていい。
完璧じゃない方がいい。
完璧じゃないほうが完璧だ。
無い部分があるからこそ無い部分を埋めようと頑張ることができる。
そして無い部分には、どんな物だって入れられる。
クリームだろうが、アイスだろうが、チョコレートだろうがなんだって。
無い部分があるから人間もドーナッツも何にだってなれる!
無い部分を自分でデコレートする事でその人の人生を輝かせる事ができる!!
人間もドーナッツも無い部分にはきっと夢が詰まってる!!
無い分があるからこそ見える景色だってある。
ドーナッツに穴がなかったら、俺はここで、こんなにも美しいロサンゼルスの青空を見る事ができなかっただろう。
そんな事を考えながら、ロスアンジェルスで1番有名と言われてるお店Randy'sDonutsでドーナツを買ったみた。
あ、
なるほど…。
穴の空いてないタイプのドーナツね…。
英語力に穴がある俺には、穴の空いたドーナツすら買えないみたい、、、。
無い方がいいって思っていたけど
やっぱり、あった方がいいわ。
俺の甘い考えを甘いドーナッツが正してくれる。
ーありがとうRandy'sDonuts