表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TOREDO  作者: 堀川 廉
1/1

エピローグ

とある世界についての昔話である。

この世界には、いくつか大陸が存在し、これらの大陸の中にもいくつかの国が存在していた。国々は長年領地拡大のためにお互い争いを繰り広げ、その度、多大な被害を出していた。多くの帝国は国境の傍に砦を建てることで、相手国を侵入を阻止しようと試みた。そんな中、ある小さな国が、砦を建てるための費用がないが故に、教育機関である学校を砦として置き、大国の侵入を防いだという出来事が起こった。さらにその小国は学校と領地の拡大を広げ、ついには大陸全ての国を支配するに至った。その国の王は、全ての国の主権を返上するのと同時に、二度とこうした戦争を起こさぬよう、東の果ての小さな島をマハ大陸と名づけ、マスターズと呼ばれる監視機関を作った。王は国の躍進を支えたくれた初期学校の10人のメンバーをマスターズとして選んだ。マスターズの監視により、数年は安定した時代が続いたが、王の死によってその均衡は崩された。王が死に、王の息子が即位することになった時、マスターズの10人はある決断をすることになった。それは次のマスターズを決めることであった。その噂を聞きつけた国々は、次のマスターズの地位を狙い、今度は砦として学校を次々と作り、また醜い争いが始まった。困ったマスターズ達はこうした事態を終息させるため、上位の法としてある規定を作った。


1つ、国同士の争いではなく学校同士の争いにすること。国独自から学校への支援は一切認めない。


2つ、支配下に下った学校に対しては、必要以上の干渉を行わないこと。


3つ、この戦いの開始が宣言されてから、1年の間により多くの学校を支配下に収めた学校の中から10名を選出し、それらをマスターズとする。10名の選び方については規定しない。


4つ、この大規模な学校対戦をTOREDOと名づける。なお、対戦における細かい規定についてはTOREDO法に従うこと。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ