用語解説
六章に登場した用語の解説ページです。
・メイド服
女性の使用人が着る制服。この制服には、使用人としての矜持が詰まっており、主人の前で別の服を着るなどあり得ない。
・地下街
ロズメリアの下層南区の地下に存在するもう一つの街。下層すらも追われ住む場所を失った弱者や気狂い、犯罪者が集まっている。
大きな木材を運ぶことが困難なことと、粘土質の土や岩が多いので、石を掘ったり積んだりして住居にしていることが多い。唯一の光源は松明の明かりだけだが、誰が松明を作っているのかは不明。
・石塔
『熊』達誘拐犯が拠点に利用していた、地下街では大きめの建造物。全四階建て。一階は共用スペースでご飯などを食べる場所。二階は『豚』と『猫』のお楽しみスペース。三階は『蛇』と『犬』のお楽しみスペース。四階は『熊』のお楽しみスペース、薬の保管などに利用されていた。
・魔法使いに慣れる薬(魔法薬)
『熊』達が使用していた謎の薬。『神の子』らしき人物から取引を持ちかけられ『熊』達は入手した。飲むとたちまちマナの扱いを理解し、強力な魔法使いになれる。ただし効果は長く続かない。
『熊』達以外にも取引を持ちかけられていた犯罪者は多く、『死者の手』の秘密が多くの人間に知られることとなった。
・シミター
剣の種類。幅広の刃が大きく反った形をしていることが多い。
ロズメリアでは直剣や細剣が刀剣類としては主に使用されていて、曲刀はレア。
・下っ端ローブ
リムが『神の子』っぽい白ローブの二人組に付けた呼称の一つ。理由は片割れが二刀流なのに対して一刀流だったことと、身体の動かし方なども少し劣っているように見えたから。
ニーナやアリスには名前のセンスを疑われた。
・ボスローブ
リムが『神の子』っぽい白ローブの二人組に付けた呼称の一つ。理由は下っ端ローブよりも強そうだから。
リムはもう一度馬鹿にされるのが嫌で、この名前は他人に話さなかった。
・サウスバルチ教会
中層南区にある教会。大きくもなく小さくもない。墓地が荒れてて不気味。
・タイプライター
文字を素早く書くための機械。一般的には流通していない。機械の表面に作られたキーを打ち文字を描く。インクで一発勝負なので、間違えると最初からやり直し、もしくは打ち消し線を引いて次の行からやり直す。




