魔法一覧表
作中に出て来た魔法の一覧表です。
・《身体強化》
身体を覆うマナを活性化させて、肉体の能力を引き出す。ジャンプなどの衝撃、肉体的ダメージもマナで軽減することが可能。
・《魔素加速》
大気中のマナに干渉し「流れ」を作る。流れに乗った物体はその方向に飛んで行く。身体を乗せれば高速移動できるし、物を飛ばしたり弾き返したり、様々な用途に活用できる高等魔法。減速制御などをしっかりしないと射出されるように飛んで行ったりする。
・《振動発生》
身体を覆うマナを振動させ、対象に触れることで相手にもその振動を伝える。発生する振動の大きさによっては、建物を破壊したりと用途は広い。
・《魔素変質》
大気中のマナを別属性に変質させ、存在を変える。発火させたり、雷落としたり、水出したり、用途は色々考えられるが、具現化出来るようになるまではセンスと努力が要求される。
・《死への誘い》
『死者の手』の象徴でもある特殊な魔法。対象の持つマナを奪い取ることが出来るが、死んだ人間からしか奪えない。『死者の手』の隊員は全員これを使えるが、代償として不死の力を失っている。
・《高速思考》
リムが編み出した《身体強化》の発展魔法。脳を活性化することで思考を高速化することができる。ニーナが命名。
・《治癒》
初級の治癒魔法。そこそこ傷は治るが、傷口が高速で塞がるため痛い。
・《超再生》
上位の治癒魔法。自然治癒力を高め傷口をゆっくりと塞ぐため痛みはない。ただし完治に時間がかかる。
・《千里眼》
頭に浮かべた人物の位置や状態を把握できる魔法。ただし対象となる人物のマナを覚えなくてはいけない上、発動できるかどうかも本人の資質による。
・《輝矢》
《魔素変質》と《魔素加速》の応用魔法。火球を矢のような速度で目標に向けて放つ。火球の中心部分にはマナによって質量が発生しており、当たると本物の矢に撃たれたように身体を貫く。
・《神経切離》
一時的に対象の神経信号を遮断する魔法。いわゆる麻酔。強さや範囲は使用者が流しこむマナによる。
・《魔素装填》
物体に術者のマナを送り込み干渉する魔法。対象に特殊な術式を刻み込まないといけない。書き込む術式によって発動する魔法の効果が変わる。
・《構造破壊》
自身のマナを鋭利な刃物のように変化させる。厚いマナの刃で対象に干渉すると、対象のマナが切断されそれに引っ張られて物質も破壊される。
・《爆裂》
《魔素変質》の応用魔法。空気中のマナを火属性に変質させ爆発を発生させる。
・《幻影投射》
自身のマナを変質させ、対象の見た目を変化させる魔法。実際に姿形が変化している訳ではなく、術者のイメージを投影しているだけ。自分以外の対象の見た目を変化させる時は、大気中のマナを変質させて糊にし、自身のマナを貼り付ける。ただし効果範囲は狭く、十メートルも離れれば効果は消えてしまうので、一緒に行動することが必須となる。
・《意思感知》
自身のマナを大きく広げ、人間や生き物の気配を探る魔法。気配だけではなく、その物体の大まかな意思も感知することが可能。マナを大きく広げれば広げる程感知できる範囲は広がるが、その分精度は落ちる。
・《光明》
自身のマナを発光させ明かりや目潰しに使う魔法。光の強さは干渉させた時の術者のマナによる。強ければ強いほど大きく輝くので、目潰しに使える。また、発光したマナを更に覆いかぶせるようにしてマナをコントロールすると、継続的に発光させることが可能で、ランタンなどの代わりにも使える。
・《隔爆》
《爆裂》の魔法に指向性を加えたもの。衝撃の逃げ道を限定することで威力を増しているが、攻撃範囲が狭くなる。
・《結合》
中位の治癒魔法。《治癒》よりも傷口の損傷修復力が高いが、強い集中と大量のマナを必要とする。
・《影縫》
《振動発生》の応用魔法。マナを震わせて発生させた超振動で対象の動きを束縛する。攻撃対象が地面に接していることと、術者も地面に接触している必要がある。
・《浄化》
中位の治癒魔法。身体の中に存在する毒素を分解する。《神経切離》による麻酔効果も消すことが出来る。
・《霧壁》
《魔素変質》の応用魔法。《魔素変質》で発生させた霧によって、自身の姿をくらますことが目的の魔法。
・《炎壁》
《魔素変質》の応用魔法。《魔素変質》で地面から火柱を上げ、相手の行動を阻害したり、自身の姿をくらますことが目的の魔法。