知らぬ間の、出会い。
どうも。華澄です。
これは一週間に1話を目処に更新していきたいと思っております。…あくまで目標ですが、なるべくそうしますがんばります。はい。
あと、また近々短編とか書くかもしれません。
(やはりBLで←)
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それは、ある日の放課後のことだった。
まずはその時のことを淡々と話そう。
男は、学校の廊下を歩いていた。
ふと、無人だと思っていたある教室から物音が聞こえてきて、気になって覗いてみた。
最初は誰もいないのかと思って再び歩き出そうとしたが、よく見ると窓際の後ろから2番目の席に名前も知らない男子生徒が眠っていた。…椅子からずり落ちた奇妙な格好で。
男は驚きのあまり飛び上がりそうになったが、慌てて気を取り直してそれを再び見た。
椅子からずり落ちてなお眠っているその男子生徒は
幸せそうな顔でむにゃむにゃしている。
そのあまりに無防備な寝顔と夕日に淡く反射して輝くふわふわとした髪を凝視してしまったのがいけなかったかもしれない。
見ているうちにいつの間にか伸びていた右腕、気づいた時にはもう男子生徒の頭を撫でていた手のひら。
それを見て、男は動揺して自分でも訳がわからぬままその教室から逃げるように出た。
そのまま荷物を持って帰路につく。
別に、そうするつもりでああしたわけじゃなかったんだ。
ただ純粋に、触りたいなぁ…って思っただけだ。
自分の心の赴くままに動いただけなんだ。
まぁ、そう思う時点で純粋ではないという突っ込みはしないでほしい。…それは、むしろ俺が全力で突っ込みたいくらいだ。
未だに手のひらに残る男子生徒の髪の感触とぬくもりに、どうにも複雑な気分になった澤城陽輝は家に帰るなりベッドに飛び込んだ。
最初は悶々と考えこんでしまったが、しばらくすると睡魔が襲ってきたみたいで意識が途切れたのをぼんやりと感じ、ぐっすりと深い眠りについた。
まさか、あの1年生に顔を覚えられていたなどとは知らずに。
すみませんm(__)m
投稿した1日後に少し修正(加筆)をしました。
すでに読んでくださった方もいらっしゃいましたが付け加えた部分も…読んでから次の話を読んだほうがいいかなと個人的には思います←
ごめんなさい夜テンションで結構大事なこと書き忘れました\(^ω^)/
以後気をつけます(`・ω・´)←