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2-3 そこが君の可愛いところ (みぃちゃん)
みぃちゃんには、野良猫の心も、ほんの少し残っていました。
だからでしょうか、わたしや家族以外のだれかに懐くことは滅多にありませんでしたね。
誰にも言ったことはありませんが、実はそれがちょっと嬉しかったりしました。
頼りにされている、気持ち。
所謂“ツンデレ”なみぃちゃんでした。
ふたりきりになったとき、あなたがみせる仕草や動作は子猫。フミフミして膝の上で眠りにつくあなたが、可愛くて可愛
くて仕方なくて、ぎゅっと抱きしめたくなるのを我慢していたことも、昨日のことのように覚えています。
わたしはたぶんみぃちゃんに100回くらい“可愛い”って言ったと思います。
ツンデレというのは、二次元では良くても現実ではあまり良く思われないかもしれません。
でも、そこがみぃちゃんの可愛いところ。
あなたの遠まわしな優しさと甘え下手なところ、可愛くて可愛くて大好きです。
また会うときは、またいっぱい甘えてください。