新たな拠点
「わあー、来たぞ大阪!」
大阪駅を出て、スピルバーグが嬉しそうに言った。
「しー、静かに。」
ニコラは注意したが、彼はわくわくした表情をしていた。
「じゃあ、まずはみんな辛いことを忘れて遊ぼう!」
ルパンは張り切って言った。
「どこに行きますか?」
ウォルフ・ガールは明るくなって言った。
「じゃあ、ユニバーサル・ランドに行こう!」
ルパンはウキウキして言った。
「いいですね、思いっきり遊びましょう!」
みんなは喜んで賛成した。
そして、彼らはいろんなアトラクションに乗って、たくさん遊んだ。
それから彼らはくたくたになって、テーマパーク前のショッピング・モールにある、アメリカン・バーに行き、ビールや、ウイスキーを死ぬほど飲んだが、ルパンは警戒心が強く、ノンアルコール・ビールを一杯しか飲まなかった。
「何で今日僕たちとたくさん遊んでくれたんですか。」
ニコラはヨレヨレになって、言った。
「この思い出作りをすることによって、ファミリーの友情や、信頼を固めることができる。
それにより、裏切りを防止することにもつながる。」
ルパンがそう言った途端、ニコラは倒れて寝てしまい、他のファミリーも寝てしまった。
そしてルパンはそれを見て、優しく微笑んだ。
次の日の早朝、彼らは眠たそうにタクシーに乗って、北新地へ向かった。
そしてしばらくして、彼らは降りた。
北新地は今は閉まっている、オシャレなバーやレストランがたくさんあり、高級な雰囲気が漂っていた。
そして彼らはしばらく歩いて、コンクリート製の廃ビルに着いた。
「ここが、僕たちの拠点だ。」
ルパンは初めての拠点に、わくわくして言った。
ファミリーはずっとその廃ビルを見つめていた。
そして彼らは、この世の中に対する復讐の希望に満ち溢れる目をしていた。