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コンフィデンスゲーム  作者: Dr.Kei
警視庁・神奈川県警察署合同捜査編

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28/31

さらなる問題

ビルはすぐにパソコンを開き、キーボードを打ち始めた。

一方、切野は電話をかけていた。

プルル、プルル、プルルルルル、プルルルルル

ビルは回線を遮断するためのプログラムをダウンロードしながら、待っていた。

「早く、早く、早く、早く…早く!」

しかし、電話のほうが先に応答されてしまった。

だが、

「も、プチッ!」

電話は突然切れた。

どうやらビルは、ダウンロードに成功したようだった。

「はあ、やれやれ…」

彼はため息をついた。

しかし、安心したのも束の間だった。

ピノキオが、次のモールス信号を送ってきたのだった。

ーCHANGE TELEPHONE CONNECTION FROM METROPOLITAN POLICE DEPARTMENT TO YOUR PHONEー

「あ、まただ…」

ビルはロラックスを確認した。

それを見た瞬間、彼は再び焦り始める。

「スピルバーグさん!いつまでもお寿司を食べてないで、協力して下さい!」

ビルは、まだ寿司を頬張っているスピルバーグに携帯電話を投げ渡した。スピルバーグはそれを反射的にキャッチした。

「これから警視庁から電話がかかって来ます。どんな内容か分からないですけど、聞かれたことだけに答えて、できるだけ有利なことを言って下さい。それから最初に、

「もしもし、こちら東京地方検察庁です。どうされましたか?」って言うこと。頑張って!」

スピルバーグの返事を待つこともなく、ジョブズは再びパソコンに向かい、警視庁からの電話を自分の携帯へと転送した。

「え、ちょ、まっ…」

スピルバーグがそう言った瞬間、彼の手にした携帯が鳴り出した。

彼は恐る恐る電話に出た。

「もしもし、こちら東京地方検察庁です。どうされましたか?」

言われた通り、スピルバーグはそう口にした。

「あー、僕、警部の切野なんですけど、今、特捜部の横鋭目部長は、いらっしゃいますか?」

切野はかなりラフな口調で尋ねた。

いかにもベテランといった雰囲気だ。

「…ああ、切野さんですね。今、横鋭目部長は席を外しておりまして、申し訳ありません」

スピルバーグは少し考えてから答えた。

「じゃあ、一つ確認してもいいですか?」

切野は、声のトーンを落として聞いた。

「はい、どうぞ」

「特捜部は公安部に、みずな銀行のオリンピック贈賄疑惑について、内偵捜査を行うよう要請しましたか?」

切野は強い口調で問い詰めた。

「い、いや、えっと…」

スピルバーグは明らかに動揺していた。

「「いや、えっと」ではなく、

「はい」か「いいえ」で答えてください。」

切野の声は、さらに厳しさを増した。

ーどう返事をすればいいんだ!?ー

スピルバーグは、完全に混乱していた。

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