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しんせかい  作者: 日陰四隅
第二章 リンネ
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 ――――――それはまるで御伽噺のようだった。


 その人は悠々と浮かび、手に持った杖を空へと掲げていた。

 

 赤、青、緑、黄。


 いろんな色の光は渦巻くようにその人の周りをまわり、天へと昇り様々な色の花を咲かせた。


 それはさながら花火のようで、まさしく奇跡と呼ぶにふさわしい光景だった。


 誰もが尊敬する人で、何よりも私が大好きな人。


 風が吹く草原で彼を見上げた。いつかあの人のようにと胸に誓った。


 そう。私は魔法使いに憧れた。

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