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追放薬師のラヴ・ポーションは無敵です。  作者: ユキア


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2

「はあ、ひとりぼっちになっちゃった。」


エメは勇者パーティーを追われ、そのパーティーの仲間を失い、途方にくれていた。街のベンチに座ってこれからの事を考えていると、どこからか悲鳴が聞こえはじめる。


「きゃーー!魔王軍よ!」

「助けてくれ!!」

「うわーー!」


エメはぼんやりと、へー、魔王軍かぁ、なんて思いながらぼーと空をみる。

魔王軍?…………魔王軍?……!?


魔王軍がここまでせめて来たの?!


エメは立ち上がり悲鳴の方へと走る。仲間の役には立たなかったがこれで人を助ける事はできる!エメは全力疾走した。すると魔物に襲われている女の子がいた。


「きゃーー!」


エメはその子を救おうとする。


「そこの魔族!こっちを見なさい!!」


魔王軍の元へ辿りついたエメはそう叫んだ。


「なんだ?この女、まあいい殺すか。」


エメはポーションを飲む。これで…………


「ぐっ!?な、なんだ、なんだか…………」


「ふふふっ!秘薬が効いているようね!」


「はっ?!なんて美しい人間なんだ!」


そう、エメの作ったポーションは惚れ薬だった。呑んだモノは周りの人間や魔族から好かれると言うもの。味もラズベリーミルク味の美味しいものである。


「これで私の思うまま!さぁ、魔族!ここから去りなさい!」


「は、はい!」


魔族は言うことを聞いて撤退する。


「お姉ちゃんありがとう。」


女の子はエメに縋り着いた。


「もう大丈夫よ!お母さんを探しましょうね。」


「カレン!」

「あ、お母さんだ!」

物陰から女性が出てきた。


「助けてくださってありがとうございます。」


2人は安全そうなところへと逃げていった。

ポーションは完璧だった。これなら美味しいし、きっと喜んで貰えると思ったのになぁ。なんてぼんやりしていると魔王と出会った。あ、魔王だ。魔王もこんな所にいるもんなんだなぁ。…………………………魔王?


「おい、女。」


「は、はい!?」

唐突に声をかけられて声が裏返る。魔王直々に街を滅ぼしにきたらしい。


「我はそなたを気に入った。」


「へ?」


ポーションが効いているらしい。あの極悪人の魔王に気に入られる日がくるなんて思わなかったが。そして魔王は爆弾発言をする。


「我の嫁になるがいい!」


エメは耳を疑った。


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