表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放薬師のラヴ・ポーションは無敵です。  作者: ユキア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/17

12

 エメのポーション作りは順調そのものだった。死人を蘇らせるポーションを作った時はさすがに私って天才!なんて思ってしまっていた。研究室まで与えて貰えてもう一流の薬師!なんて思ってしまう。


「ただ、味は今まで通りまずいのが多いのよね……」


 ちなみにあの死人を蘇らせるポーションは石鹸味である。あまりの不味さに蘇えるようになっている。


「味をなんとかするのは難しいわね。」


「ほう、お前でも難しいか。」


「はい。そうなんですよ。今作ってるのだってヘドロ味で…………て、え?!」


 そこにいたのは宰相だった。


「な、な、な、何でここに?!」


「お前が私を騙す為に作ったポーションに興味があってな。」


「あ、ははは」


 エメは苦笑いするしかなかった。


「これか?」


「あ、はい、そうです。」


 宰相はポーションの蓋を開け、飲み干す。


「え、ええ?!」


「甘いな、どうだ?効いてきたか?」


「はうっ!」


 なんてかっこいい。いや、元からスペックは高いけど、それをかっこいいと感じた事はなかった。エメは胸のドキドキが止まらない。


「あ、あの……」


 ちゅっ。


 エメはリーゼに、頬にキスされる。


「え?……ええええ?!わた、私の事嫌いなんじゃ……?!」


「嫌いだな。」


「じゃ、どうして……」


 恥ずかしそうにもじもじしながらエメはそう問う。


「嫌い、だ。」


 そう言って宰相の顔がエメへと近ずいてくる。


「あ、ご、ごめんなさい。新しいポーション作らないと……」


 宰相を突き飛ばしなんとか誤魔化してポーションを作ろうとする。だが、その手は宰相に容易く掴まれてしまった。


「おかしいな。効いていないのか?」


「え?」


「相手の心を得ることができるのだろ?何故拒む?」


「だ、だって、は、恥ずかし、い………」


「…………」


 沈黙がさらに恥ずかしさを増幅させる。宰相はエメの唇をそっと指で撫でた。


「いいから全て私に委ねろ。さあ、眼を閉じて……」


 ポーションよりも甘い空気にエメは赤面しておどおどとし始める。


「そ、そ、そんな事……できなっんっ?!」


 ついに唇を奪われてしまった。エメは抵抗するが魔族の男性の力にはかなわない。キスしたリーゼはそっと唇を離した。


「な、な、な、何するんですか?!(泣)」


 エメは赤面し涙目だ。


「嫌がらせ。じゃまた。」


 そういうとリーゼは去っていった。あの人は一体何がしたいのだろうか?!エメには分かるすべもなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ