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「お前を私の嫁とする!」
あれ?ポーション切れてるんだよね?なんで?
エメの頭は?でいっぱい。
「それは聞き捨てならんな。」
背後から魔王が来て、エメの肩に手を置いた。
「「魔王様!?」」
「エメは、我の嫁となる女。そなたにやると言った覚えはないぞ。」
「魔王様!眼を覚ましてください!この女が来てから……」
「来てからなんだ?」
「魔王様はおかしくなられた。」
「ほう?」
「人間共の国を支配することに成功し、殺されるはずだった民を生かし、荒れた荒野を肥沃な地にした事の何がおかしい?」
「っ!」
「おかしいのはそなたの方だ。ポーションは切れている。なのになぜ、そなたはエメを得ようと言うのか?」
「…………それは魔王様の眼を覚ます為に……」
「嘘が下手なのだな。よい、エメ。新しく嘘の言えなくなるポーションでも作るがいい。リーゼに飲ませよう。」
「あ、じゃあ私行きますね!」
エメは逃げるように研究室へと帰っていった。
「ポーションが無くてもポーションに熱された記憶は残る。故にそなたもエメを愛しているのか?」
「私は、魔王様の為にあの女を引き取りたいと思っただけで……」
「よい、素直でないのは仕方なかろう。あの小娘に我らはしてやられたのだからな。」




