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だるまの目  作者: zeroread
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だるまの目

砂浜に反射した白い閃光は肌に食い込んで爪痕を残そうとする。

日傘一つも差さずにこんなに遠い所までよく来たものだ。知らない鉄道を何度も乗り継ぎして来たようだが、誰もいない寂しい旅だった。

ここが終点なのか。

聞いたことない駅名になんの感情も湧かない。

そもそも普段の私なら知らない土地に下調べもなしに来たりしない。

平日のこの時間なら尚の事で、明日の仕事が気になって至急帰らねばと取り乱すのだろう。

今の私ならば更に日が傾き、泊まるところすら見つからなくても、なんの責任にも憑りつかれることはない。

何処にも帰る気にはなれないのだから。

長い長い休みが始まった。





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