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第六話・感想などの強制はおすすめできない


 作品を仕上げると読者の反応が知りたくなります。

 最後まで読めた? 

 おもしろい? 

 楽しい? 

 どこをどう直せばもっと良くなるかな? 

 教えて教えて教えて……?

 ……読んだからには、感想よこせの強制はよくない。そりゃ感想くださいというのも自由ですし、書き手としても勉強になる。感想をもらえたら私だってすごくうれしい。今回は私の体験を交えた話です。


 小説をかきはじめた当初は、数少ない友人の中で特に優しい人に打ち明けて読んでくれと頼みました。今読み返してみたら誤字脱字のオンパレード、よくこれで人目にさらせたなと赤面する思い。それなのに当時の私は、ほめ言葉をがっつり期待していました。恥ずかしいです。

 依頼した彼女はまじめな人なので、一生懸命時間をかけて書いた感想文をわざわざ郵送してくれました。もう一人の友人は読まずにご主人に丸投げしました。そのご主人もまた真面目な人で、この辺りの表現はこうしたらもっと良くなると、わざわざ便箋に書いてくださいました。私は反省して二度と書き手でもない人に依頼をしなくなりました。お二人ともよく我慢して私を傷つけぬように配慮しながら求めに応じて感想を書いてくださったものです。



」」」」」」」」」」」」」


 書いたものの感想がどうしても欲しい場合は、相互で感想をいいあえる場所を見つけることです。私は最初はこの同人誌の存在自体知らなかったので、本好きの知人に感想を強要していたということです。

 これから創作して他人に感想を欲しいと思われる方は、以下のことに留意されたらより快適かと思います。

① 同人誌グループに入会する。会員になると会報や会誌で自作が載ると同時に相互で感想をいいあう機会がでます。ネット上でも、リアルにオフ会、もしくは合評会があったりします。

 相互で切磋琢磨して技術を磨くのは楽しいです。欠点は仲間割れが出るとぐちゃぐちゃになること。私は一度これを経験しています。雰囲気に耐えられず退会しました。後年、私が個人誌を編集する機会があったとき、掲載は全てペンネームの「あいうえお」 順にしました。最初からこれを公言した場合はまずトラブルはおこりません。それと作品を寄こしてくださる人の大切な原稿を預かる場合は発送料金も作品返送の折に必ず切手で返していました。感想をくださった方は必ずお礼の手紙と次の掲載誌を送りました。こういう小さなことの積み重ねで信用をいただくのは、現実の世界と一緒です。

② 現在はアマチュアの書き手にとって、このサイトをはじめ、いろいろな小説サイトが出ています。しかも全部登録無料。昔はこんなのはなかった。今の若い人がうらやましかったりします。ネットでの登録の際、自己紹介で感想希望と書くと、優しい人がいて感想を置いていってくださいます。

 感想の感想を書いて感謝を表すのは当たり前だと思いますが人気作家になると、それができなくなる。その場合はちゃんと活動報告に「読んでいます」と書いていらっしゃいます。読者はそれで納得します。誠実な性格の人は誠実な作品を書けると思っています。


」」」」」」」」」」」」


 同人誌もネットサイトも、初めて入会するならば組織が大きいほどよいかと思います。膨大な作品群に埋もれてしまいますが、それでもおすすめする。理由は会則がきちんとしており、万一のトラブルでも対処できる人がいるから。

 特に社会人会員がメインだと様様な職業の人が集まるので何気に読んでいるときでも参考になります。小説家になろう、カクヨム、エブリスタをはじめとするネットサイトにも特色があり、それぞれ好みにより、居場所を決められたらよいかと思います。長らくやっていくうちに、自然とみてくれる人が増え、感想もいただけるようになります。感想返しは義務ではないですが、感想が欲しいと公言されている書き手さんは感想返しをするのは当たり前かと思います。



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