第四話 小説家になろう、に登録し始めたころの思い出話
このサイトに登録した最初の誰もが通る道⇒⇒⇒作品をUPしても、誰も読みに来ない。
……ちなみに、このサイトの未登録者さんのために書き添えますが、こちらに作品をUPすると、作者本人でなくても、アクセス数が閲覧できますので何人が読んでくださったかわかります。
私が初めてUPしたものは掌編です。でも誰も来なくてずっとゼロでした。初心者がよくやる大いなる勘違い……UPしただけで大勢が讀みにきてくれると……。
しかし棒グラフも白紙のまま。最初こそ、どきどき気分で何度もアクセスページを開いていました。でも何度開いてもゼロが続く。
……さすがに一週間もたてばあきらめがつきます。チェックしなくなります。やがて才能ゼロなのに、作品を公開しつづけるのも恥ずかしい話だと思い退会することにしました。
忘れもしません。公開して二か月後の話です。
久々に最後だからとアクセスページを見ると二人ほどいました。あっ、二人読みにきてくださったと思いました。その上、お気に入りにしてくださった人までいます。令和二年現在今なお登録されている人です。ズガイさんとおっしゃる方……一作品しかUPしてないのに……思わず涙ぐんでしまいました。
同時に猛烈な創作意欲が湧き、新しいものを数作書いてUPしました。続けていくうちにUPを続けると世界の誰かが見てくださる感覚を覚え、もっと書くようになりました。だから今私がここにいるのは、このサイトの読者様とサイトの運営者様のおかげです。
私は細々と書いていくうちにバレエエッセイや小説もUPしたくなりました。医療関係の話も。というわけで、別々にアカウントを作りました。これは立派な違反なので、三つのアカウントを駆使するのは運営には黙ってやりました。文体もそれぞれ意識して変えました。医療官関係は男性の書き手というように。
バレエ作品、医療関係作品それぞれにUPするごとに読者様がつき、感想をいただくようになりました。でも読者様が増えてくると逆に不安になり、違反を責められることを承知で運営様にお伺いを立てました。すぐに返事がきて、できるだけ早い時期に一つにまとめるようにとありました。あわてて削除して、心機一転ついでにペンネームも変更して現在に至ります。だからこのページでは、純粋な創作以外に、バレエもの、医療モノとごちゃごちゃしています。不思議なことに読み手はバレエならバレエしか読まない。医療関係なら医療だけ。そんな感じかな。
でも誰もが読まないより、一作でも一人読んでくださる人がいれば嬉しい、その思いだけで続けています。読者様、そして小説家になろうの運営様には感謝しております。