怪盗の玄孫達の実力
3歳の誕生日、思わぬ事態になった。
中村 奏瑠が、フローラ叔母様にこの前の騒動について話した。その理由を聞いて何を思ったのか、俺に練習の経過を見たいと言われた。
外で、待っていると、フローラ叔母様と奏瑠がやって来た。
「奏瑠が、アンタに魔法や変装を言ったんでしょ。アイツの魔法も見てみるけど、まずは、アンタからやってみて。」
「分かりました。やってみます。」
人型に切り抜いた紙を数枚躍らした。そして、上から砂を撒いた。砂で、龍や虎、天使などの砂像を創って壊した。そして、最後に羽根を何枚も落として砂の上を滑らした。
「おお、すごいな。まさか、10日余りでここまでするとは思わなかった。じゃあ、メルル見せてくれ。」
「よし、やってやるか。」
『炎雷球』『水雷球』『炎雷嵐』『スノードーム』
炎と雷。水と雷。炎と雷、風。水と風。などの複合魔法を見せれた。これらの様々な魔法を撃ち放った。
最後に放った、氷の魔法で庭に数センチの雪が積もった。
「メルル、結構やるね。これなら、任せられそうだね。」
「お前に、褒められるとは思わなかったよ。」
「それに、ウインディーも攻撃魔法の練習に移っても問題ないわね。メルルお願いね。」
「ありがとう。叔母様。これまで、以上に頑張るね。」
「うん。頑張ってね。そういえば、昨日決まった専属バトラー見習い君は?」
「シロンは、ゴブダッディオ執事長に指導されてるよ。今は、格闘練習してると思うけど。」
「そうか。あの子にも、魔法の練習してもらいたかったんだけど。それなら、分かった。」
「じゃあ、ゴブダッディオさんに私が教えましょうか?夏休みの間なら、出来るので。」
「なら、俺が言っとくよ。それより、料理長 ランチの準備しなくていいのかい?」
「下準備は、既に終わらしている。後、2.30分は、大丈夫だよ。」
ランチまで、練習してリビングに向かった。
食事後に、ゴブダッディオに魔法練習の件を話した。夏休みの間、キャシーやオリバーノアをした。
そして、3年間 魔法を鍛えた結果、そこそこ魔法を使えるようになった。
今は、来年の4月に開校する日本魔法魔術学校に入学することが、目標だ。
そして、9月学校説明会のため、母と親衛隊を引き連れて日本へ向かった。
アニオタで撮り鉄の母の意向で秋葉原に泊まり。八王子にある日本魔法魔術学校に向かった。
学校は、保育園から大学まであるらしい。
敷地の中に、大きな森があるらしく。
それを囲むように、小学校から大学が配置されている。
小学校が、左端で順に、高校、教員住宅、中学校、大学がある。そして、校庭以外に野球場やサッカーコート、キャンプ場まである広大な学校だ。