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襲撃

一ヶ月も更新できずに、本当にすみませんでした。

誠に不本意ながらも受験生にランクアップしてしまったので、非常に残念ではありますが、更新できない時間が多くなってしまうかと思います。

春休みを最大限に活用できればいいかな~と思います。

大体1、2週間に一回更新していこうと思います。

ギルドについた俺たちは、鬼の形相で仁王立ちしていたギルドマスターに奥の真っ赤な扉にまたしても案内改め連行された。



部屋に連行され、椅子に無理やり座らされた。

ミーシャは部屋の外で待機しているように言われた。

やっぱ説教かあ…。

「おい少年!!」

「はいっ!」

するとギルドマスターは、何やら周りをキョロキョロと眺めた後、小声で俺に言った。


「少年、黒竜帝(ヴェスティエール)を倒したというのは本当か?」


ああ…やっぱり面倒事になってるんだ…。

あんなやばいやつの素材なんて換金するんじゃなかった…。


「ええ、そうですよ」

「あれはギルドが長年追ってきたランクSS級の災害級危険指定モンスターだぞ!? ハンターになったばかりの少年がどうして……」

「そんな事言われましても…」


ラグナロクの事を言ってしまえば終わりだろうが、ラグナロクのことを言えるはずもない。

神様から貰った武器です、なんて言った次の日にはラグナロクを求めて各地から刺客が殺到するに違いない。

そんな危険なことできるか! 俺はのんびり暮らしたいんだよ!



「なあ少年。隠さずに言って欲しい。」

ギルドマスターがこれまでにないほど真剣な表情をして、俺に聞いてきた。


「君は一体どうやって、黒竜帝を倒したんだ?」

「それは…」


どうすればいいんだろう……?

適当にでっちあげるか?



「僕の持ってる魔法を総動員して、なんとか倒したんです」

「確か君は光と音の適応者だったな、ギルドからも何人か上位属性の冒険者を何人か送り出したが、全員返り討ちだったんだぞ? 君がどの系統の魔法をどのように使って倒したのか、詳しく教えて欲しい」



不味い……。

魔法で倒したと言ったのはいいが、詳しくだと…?

考えてねーよそこまでは…。


しょうがない。

宿題を忘れた言い訳を考える時に成長した俺の嘘つきスキルの力を見せてやる。



「ええ、まず光魔法で目眩ましをして、風のカッターを音魔法で無音にして動き回りながら大量に放っていたらなんとか倒せました」

「なるほど…音魔法で無音にしたのは何故だ?」

「そうすればどこから攻撃しているのか分からないでしょう?」



するとギルドマスターは俯いて、難しい顔をした。

俺の言ったことについて考えているのだろう。


ごめん!

さっき言った事全部嘘です!

俺の身を守るためとはいえすみません!



風霧(かぜきり)風人(ふうと)は、《嘘つきスキル》を手に入れた!《嘘つき野郎》の称号を手に入れた!新たなジョブ《詐欺師》を手に入れた!』



………。

嬉しいのか悲しいのかよく分からん……。

なんかすみませんでした…。


「少年」


ギルドマスターが、これまた真剣な顔で俺を呼んだ。


「この事は王様に報告させてもらう。君は嫌がるだろうが、ずっとギルドが追ってきたモンスターがいきなり消えてしまって国もパニックになってるんだ。分かってくれ」

「ああ、はい。いいですよ」

「すまんな」


うん。なんか……面倒な事になりそうだ。


「もう帰っていいですか?」


外で一言も話さないで立っているミーシャにも悪いし、早く帰りたい。

因みにルッピは鎧の小道具入れに入っている。


「ああ、最後に一つだけいいか?」

「なんですか?」


マスターは少し息を吐いて、それから俺に言った。




「少年、ギルド専属ハンターになってみる気はないか?」







ギルドから帰る途中、ルッピに質問された。


「マスター、なんで断っちゃったんですか? ギルド専属ハンターといえば、冒険者の憧れですよ?」

「そりゃお前、面倒臭そうだったからだよ」


俺がそう答えると、何やら人を小ばかにしたような目で見られた。

だって生活が制限されるんだぜ?

気ままに暮らしたいんだよ俺は。


「ご主人様ってすごい方だったんですね…」

「当たり前です! マスターですから!」

「いやお前意味わかんねーって」


俺がツッコミをすると、2人(ルッピを人として数えていいかは知らんが後で怒られるのは嫌だから一応数に入れておく)は小さく笑った。



「でも魔法なんて嘘ついちまった手前、魔法使えるようにしないとまずいよなー。どうすればいいと思う?」


俺がそう聞くと、ルッピは不思議そうな顔をした。


「何を言ってるんですかマスター。魔法、使えるじゃないですか」

「は…?」

「ほら、アルシア様から貰ったボーナススキルですよ」

「え? あああそういえば!」


そうだった。さっきのファミレスもどきでも思い出していたのにまた忘れてた。アルシア様からそんな物も貰っていたな。

魔法使いたいけど修行面倒だなとか言っていた自分がばかばかしい。



そんなアホな事をしている内に、宿についた。

俺たちは他愛も無いことを話しながら夕食を取り、そして寝た。





朝起きると、外が妙に騒がしい。

何事だ、と窓から外を見ると、慌てて荷物を片付けている人たちがいた。

逃げようとしている人もいる。


「ルッピ、何があったんだ?」


ベッドに目を落とすと、ぐっすりすやすや眠っていやがった。


「……行って来る!」


2人を部屋に置いて、ダッシュで1階に降りた。

入り口には、ギルドマスターとリンダさんが何やら話していた。


「すみません! 何があったんですか?」


こっちに気付いたギルドマスターが、返事をしてくれた。


「ああ、ちょっと力を貸してくれないか?」

「力…? 一体何があったんです?」


ギルドマスターは一瞬迷った後、こう言った。



「今この都市に竜が3匹、襲ってきてるんだ!」




はいすみません。

やっぱ文字数が少ないですね…。


主人公が魔法を使える事を忘れていた、ということについてですが、作者(つまり私)も完全に忘れていました。

こんな情けない人が書く物語ですが、これからもどうか宜しくお願いします!


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