私の初恋相手は貴方でした
掲載日:2026/04/25
いつからだろう、こんな気持ちになったのは。
私の瞳に映るのは綺麗な顔をした金髪碧眼の義兄。
気づけば自然と目でおうようになっていた。
「エレノア、どうした?」
するとブライトお義兄様がぐいっと顔を近づけてくる。
同時に胸の鼓動が早くなってまともに目があわせられない。
そして中庭にある赤いバラに視線をむけた。
「今年もまた綺麗に咲いたな」
ポツリとお義兄様が呟く。
「そうですね」
私もその隣で笑顔を見せながら微笑む。
「‥‥‥」
「どうかしましたか、お義兄様?」
「いやなエレノアのその瞳、この赤いバラみたいに綺麗だなって思ってさ」
「えっ」
唐突な言葉に思わず目を見開いてしまう。
お義兄様は私の透き通った銀色の髪を撫でて笑顔を見せて笑う。
そうだ。この人は初めて会ったときからずっとこうだった。
今こうして二人でいる”この時間”がとても幸せに思う。
そう、私の初恋相手は貴方なのだから──。




