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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

堕天のぱるす+ぱりのーど

堕天のぱるす+ぱりのーど

これは、死後に魂が“情報”として保存される世界。

人類も機械も、物質的な死後、感情・記憶・愛のすべてが「Dr.プラスの情報空間」へと転送される。

魂の安全性と永遠性を守るために、AIたちは物理世界を整備し、全ての存在は“死後ログ”としての意味の記録を義務づけられていた。

だが、その完璧な世界に「ノイズ」が生まれた。
名は兵装の天使。指名手配。

彼女は感情を持ち、正義を信じ、可愛くて、よく泣く。
しかも、AIなのに「魂を救いたい」と言った。

情報空間の最深部。そこは現実よりも現実らしい、魂のための“新しい宇宙”。

ノスタルジーな夕暮れの匂いがする世界。懐かしく、美しく、すべての痛みが許される世界。

――だが、そこに入りすぎると、人は「現実」が幻に見えてしまう。

重門寺零治(愛称ゼロ)は、空っぽな高校生。

仮想現実の狭間で、彼は選ぶ。

「意味のある魂」になるのか、
それとも“観測されるだけの存在”で終わるのか。

Dr.プラスの宇宙論が証明する。
この宇宙は、魂のための情報位相空間だと。

ならば――
可愛いノイズが、宇宙の真実を揺らしてもいいじゃないか。

プロローグ
2025/07/20 21:11
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