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プロローグ「歴史学者の手記」

プロローグです!(・∀・)

 私の名前はアマタ・トウヤ。

ハザマの国に生まれ、今は政府にて歴史学者をやっている。


 学者など飯の種になるのかとよく聞かれるが、実は需要がある。この国の人間は読み書きが達者で、面白い本の一つも出せばよく売れるのだ。この前も知り合いの版画職人に()って頂いたらあっという間に売れて良い小遣(こづか)い稼ぎになった。


 今私は何との歴史学者としてこのハザマの国の行政に雇われている。月々の給金と引き換えにある事を調べる事を依頼されたのだ。


国本(くにもと)からの援助があるとは言え、まさか国外での調査になるとはな。」


 本来なら机に向い、筆を走らせるのが私の専門なのだが、まぁそれはそれ、これはこれ。いわゆる「ふぃーるどわーく」と言うやつだ。何せ今回の件は資料が少ない、現地に(おもむ)いて調べ物をしなくてはならないのだ。


「お邪魔します。」


 私はとある国の酒場にてスイングドアを開いた。

待ち合わせるがあるのだ。


「おう!先生!こっちだ!今日も話を聞いてほしい!」


酒場の中のとあるテーブルには初老の女狩猟者が座っていた。彼女の席の隣には幅広の剣と小さめの盾が置かれている。どちらも使い込まれているが丁寧な手入れの跡がうかがえる一品だ。


「今日もあなたの師匠の話を聞かせてください。」

「もちろんだ!あの人の話を後世に残せるだなんて夢みたいだよ!」


まるで童女のような笑顔を浮かべる女性は、なんとこの国で最高位の狩猟者なのだ。


「何か頼みましょう。(おご)りますよ?」

「あの人の同郷から金をたかったらあの人に顔向けできない!もう頼んであるから金のことは気にしないでくれ!」


なんとも気前のいい話だ。


「それより私の話を聞いてほしい。」

「わかりました。」


私は巻物と筆を取り出した。


これはとある女狩猟者の半生であり、おる男を知る為の旅だ。




 

2日に一回投稿を目指してます!(≧▽≦)

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