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貴方の幸せが私の願いだったのに…
プロローグ
幾度出会っただろうか…
時には親子であり、または兄弟姉妹であり同性の時もあった。
何度巡り逢っても願うは貴方の幸せ…
貴方が私に命を与え…そして共に長い時を過ごした。
悠久とも言える時間の中で貴方と過ごした日々は至福だった…
そう!人という種族が現れるまでは…
そして…貴方は私の中で眠りについた。再び逢うまでと云って…
願うは…貴方の幸せ…
長い孤独の中で再び出逢うことを願いながら何時も傍にいた。幾度となく輪廻に身を任せながら。
白き貴人…
私の…愛しき半身…