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134 真理の行き先Ⅶ
————これは錬成された後ですね。少し覗いてみましょう。
エミリーは錬成を発動させ、塞がれた壁をぶち壊した。
人が通れるくらいの入り口が顔を出し、奥の方には道が続いている。
暗く、奥に何があるのかよく見えない。
————どうやら、最近人が通ったような跡がありますね。
————しかし、なぜこのような隠し通路がこんな所に……。
エミリーは、灯りを照らして謎の通路へと足を踏み入れた。
「なんで学園の地下に……」
エミリーは、恐る恐る奥へと進んでいく。
そして、エミリーは急に足を止める。
「これは……」
エミリーは、目を丸くして、言葉を失った。