5-24 レゾン村
村の入り口には大勢のコロポックル? が待ち構えていた。
真ん中の立派なヒゲで杖をついたコロポックル? が長老だろう。
みんな武器のようなものを持っているぞ?
歓迎の集まりじゃないようだ。
「ニャー(ティンプルさん、観光で寄っただけと伝えてもらえませんか? あ、魔王のことは伏せてお願いします)」
『やぶさかではないこともないこともないわ。』
光の粉を振りまきながら、妖精のように飛んでいった。
いいんだ、あいつの扱いは 妖精もどき で。
ほら、こっちを指差しながら、あることないこと吹き込んでるぞ。
コロポックル? たちが、大笑いしながら解散していった。
あの野郎、何言いやがった。
こっち来いと言ってるから行くか。
村の中ほどの広場で馬車を止めた。
さあ観光しよう。
ティンプルが、自分が案内するからついて来いという。
まあいいけど。
村はすごくメルヘンだった。
煙突の生えたキノコの家や、ちょこちょこ走り回るコロポックル? の子供たち。
お嬢様の目がキラキラしている。 みんなもか。
ジャック、お前は違うだろ? 地元民だろ?
なぜに馬まで小さい? 別種なのか?
ん? コロポックル? の子供たちが何か言ってる?
お菓子くれ? まあいいけど。
大きいものは食べにくかろうと、チョコベビーをあげた。
喜んでお神輿のように担いでいった。
あ、こら、お嬢様のそばを通るな。
スカートの中が見えるだろう。
写メを撮るな。
ん? そういえば、周りの木に枝にコロポックル? たちが結構いるぞ?
攻撃の意思はないようだが。
あ! これはアレだ。
こっちが観察されているんだ。
逆サファリパークだ。




