5-19 ネゴの村2
いやいやいや、なにかっこつけて返事しちゃってんの、俺~!!
こんなの国際問題じゃん! 国政じゃん! 執事の仕事じゃないよ~!
ええと、各国との調整、話し合いからの 合意の調印か。 長丁場だな。
仕方ない、王都に戻って、シルブプレ宰相と相談するか。
「ニャー(お嬢様、それでは国政のために王都に戻ろうと思いますが、よろしいですか?)」
「ん? もどるじゃと? たびは どうなるのじゃ?」
「ニャー(一旦保留となります。 問題を片付けたらまた改めて旅を続けましょう)」
「そ、それはだめじゃ! たびは このままつづけるのじゃ! これは ぜったいじゃ!」
「ニャー(かしこまりました)」
となると、本体はこっちで、王都に分身を派遣・・・あ、分身が行ける距離じゃない。
ドロシーに長距離念話を覚えてもらって、ドロシーを派遣するか。
あ、目が合って、思い切り首を振られている。
じゃあ、ルカに・・・寝たふりしやがった。
「ニャー(お嬢様、では一日に何時間か、一緒に王都に転移して国政をしましょう)」
「む~~。」
あ、すごい不満顔。 ヤバイ雰囲気。
「よい。 アルはもう しなくてよい。 シルブプレを ここに よぶのじゃ。」
「ニャー(かしこまりました)」
「メエー(ややや、何事? 誘拐か? おのれ賊め! 我が命尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじぃ!)」
「ニャー(シルブプレさん、お嬢様ですよ。 魔王様の召喚です)」
「メエー(はっ! あっ、これは魔王様、ご機嫌麗しゅうぅ)」
「よい、シルブプレ。 さっそくだが、こっきょうのごうい とやらをするのじゃ。 できるな?」
「メエー(ははあ。 いえ、鋭意奮闘中でございますですが、多方面、多岐に渡りますれば、これが一筋縄とはいかず、ほとほと困った困ったこまどり姉妹なのでございますぅ)」
「アル、なんと いっておるのじゃ?」
「ニャー(はい。 うまくいかないと言ってます)」
「では ほうさくを さずけるゆえ、なんとかうまくまとめるのじゃ。」
「メエー(ははあ。)」
「そうじゃのう、こっきょうが、ひとつで だめなのなら、ふたつに すればいいのじゃ。」(適当)
「ニャー(! なるほど、各国の主張する国境を認めて、その中間地域は緩衝地域とする。 双方自由に行き来できる。 そこではどちらの影響も半分ずつの共同統治。 ということですね!)」
昔の 香港 みたいなイメージかな?
「メエー(! なるほど、それなら話を通しやすいです。 無駄に争う必要もございませんでしょうぅ)」
「では、そのようにせよ。」
「メエー(かしこまりましたぁ)」




