表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/167

5-7  ゾーク街道3   (※イラストあり)


馬車での旅に戻った。


みんな温泉で思い切り羽を伸ばしたので、しばらくは退屈な馬車の旅でも大丈夫だろう。


と思ったら、大型馬車にあおられた。


はじっこを走ってるんだから、急ぐなら真ん中を行けばいいのに。


いくらよけても後ろにつけてくる。


道の脇に出て馬車を止めたら、大型馬車も脇に出て止まった。


「アル、どうして とまったのじゃ?」


「ニャー(後ろの馬車がなにか用があるようなのです)」


本当に用があるといけないので、一応話を聞いてみよう。


用などなかった。


馬車を展開モードで走っていたため、女子供ばかりなのを見て、ちょっかいをかけてきたようだ。


特にメイド姿をしていたドロシーをひっかけに来たらしい。


ここはドロシーにおまかせでいいかな。


クランベールが闇魔法で相手を弱体化し、ドロシーが服だけ切って丸裸にした。


慌てて逃げていく大型貨物馬車。


俺はお嬢様が爆裂を使うのを抑えるのに忙しい。


つまらないめに あったなあ。


「ニャー(二度とこんなことが起こらないように、馬車に幻惑をかけておきますね)」


これで暑苦しいむさいおっさん連中が乗っているようにしか見えない。


とたんにブーイングがあがった。


幻惑でも おっさんになるのは いやだと。


え~?


自分からは見えないんだから いいと思いますが?


もっと乙女心を理解しろ?


うん。 さっぱりわからん。


「ニャー(では、きれいな花籠を運んでいる馬車に偽装しましょうか?)」


それならいい?


チョロイな。


そんなこんなで旅は再開。


次の別れ道を右へ。


この道をまっすぐ行けば、小都市ユシカゴだ。


おまけのイラスト

ドロシー

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ