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8-18  ブチコロス火山4


そんな感じで、みんなでドラゴン相手に、鬼の的当てゲーム の感覚で遊んでいたが、


やはり うまくできないお嬢様が逆ギレし、巨大な(ただの)魔力のかたまりを ドラゴンのおなかに直撃させ、ドラゴンを目覚めさせた。



≪『はっ! 我は!』≫



「ニャー(おはようございます)」


ティンプルが、ドッキリ大成功 と書かれた手看板を掲げたが、おそらく小さくて見えないだろう、よかった。


すると俺たちに気絶させられたのを思い出したのか、顔を真っ赤にしたドラゴンが、(ていうか、もともと顔赤いから わからないよ)


暴れだした。


「ニャー(お話をしたかったのですが)」


「パカー!(ゆうてる場合か!)」


ドラゴンは我らの乗っている ラプラス にブレスを吐きまくり、それを ラプラス がけまくるせいで、現在みんな激しく シェイク されている。


クランベールはスムージーに、ルカはバターになるんじゃないかなww


ホント、ゆうてる場合かww


そのときお嬢様の魔王の冠が激しく輝きだし、光に包まれたお嬢様がラプラスから飛び出し、ドラゴンを一括した。


「ええかげんに せんか! ばくれつ!」


ドラゴンを魔法が襲う。



≪『笑止!! 我にそんな魔法が通用するわけ・・・・なんだと!?』≫



ドラゴンは爆裂した。


次の瞬間、オレは飛び出し唱えた。


「ニャー(”コマンド”【リザレクション】! ”コマンド”【エクストラヒール】!)」


フィルムが逆回転するようにドラゴンが元の姿に戻り、


膨大な魔力と引き換えに、なんとかドラゴンを無事に 生き返らせることが出来た。


「アル、なぜ じゃまを するのじゃ?」


「ニャー(お嬢様、ドラゴンさんを殺してはなりません)」


「ニャー(ドラゴンさんは、この世界を作った神様の部下、神様の眷属で、この世界の管理を任されているのです。 大地や海や大気(風)など八柱いらっしゃって、ボルケーノドラゴンさんは、マグマや火山、ひいてはこの星のプレートなどを管理なされているのだと思われます。 何億年も代々引き継がれて、おそらくこのドラゴンさんもこの場所で何万年も動けずにお仕事をされているのです。 ちょっと御機嫌がよろしくないといって、殺していいお方ではないのです)」


「そうじゃったのか。」


「ニャー(ですよね?)」



≪『猫、何故なにゆえ ぬし真理それを 知っておるのだ?』≫



「ニャー(異世界ラノベの常識です)」


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