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CROSS FIRE  作者: POCO
4/8

3話 入学式

「ホラ、隼人!!遅れるよ!!」

「わーってるよ・・・・うるさいな・・・」

今日は入学式。真新しい制服に着替えている隼人。

母に言われて荷物を持って部屋を出た隼人はすぐに玄関へ行き、靴を履く。

「忘れ物は!?ない!?」

「大丈夫だよ・・・どんだけ心配してんの?」

呆れた隼人は一足先に家を出る。

{今日から・・・・高校か。叔父さん、おれ・・・・野球部はいるよ。}





神奈川県立横須賀篠谷高等学校。生徒数約900人越えの県立高校。特別強い部活動があるわけでもなく、偏差値も普通。平凡な学校だった。

入学式が始まる。隼人はそんなことには興味はない。新入生代表の言葉、校長の言葉、その他諸々。 時間は刻々と過ぎてゆく。気がつけば入学式は終わっていた。

{はぁ~~、だり・・・・次は。えーと・・・なんだっけ。ああ、そうだ。確か割り当て教室に行ってHRだっけ?}

流れる新入生の波に乗って自分の教室まで流れていく。

「えーと、1年・・・・6組か」

波から逃れ、自分の教室に入る。

「席は・・・とあったあった。」

どさっと、鞄を置き、席に座る。

すると、

「よう、水江隼人君。よろしく。」

不意に後ろから声をかけられた。

{え?何でおれの名前しってんの?}

隼人は後ろを振り返った。

そこにいたのは_

「俺のこと、覚えてる、よな? 斎藤俊斗です。」

「あ、あの変な、いや、この前会った人。」

「今最初何を言おうとしたんだ?傷つくよ・・・・まあまさか前後の関係になるとはな。」

「たしかにね、まあよろしく。」

「よーし、席に着けー」

そんなことで、すぐに教師が来た。

「これからよろしく、担任の岩井だ。」

はあ。と、隼人がため息をつく。

{まただるいの始まったなぁ・・・}

ふとつぶやく。

「ボール投げたい・・・・」





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