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~東方恋愛録…強すぎた甘味?~

今回は割と短めです。


読んでいる方は読み応えが少ないと思いますが…


これが本気です!!



では、東方キャラで一番桜に合いそうな方のお話です…


どうぞ…

幽々子編…微量なヤンデレパート


ーお前と桜って良く似合うよなー


ーやっぱ、幽々子は美人だよなー


ー幽々子…やっぱ、お前って…ー




白玉楼に嗚咽の混じった鳴き声が響いた…


異常気象なのか、神のイタズラで、雲もないのに雨が降っている…

気象とはえんゆかりもない、白玉楼に…だ…


雨は悲しい日に降るなんて、誰が決めたのだろう…

雨はただ、降ってしまっただけ、その日偶然にも悲しい日になっただけで、

悲しい日=雨と決められたのだ…


しかし、この日…

白玉楼の主…西行寺幽々子は雨に降ってもらって嬉しかった…


顔に雨ではないその雫で、頬を濡らし…

普段は着ない黒の着物を着て…

夜の桜…夜桜を楽しまず、悲しんでいたのだ…


桜を悲しんで見るというのは幽々子にとっては初めての体験であった…


今までは、見飽きた…と感じていたものがとある人物…○○との出会いにより、

料理に例えるなら卵焼きがしょっぱいものから甘いのもに変わった…


幽々子は、この甘い味付けがとても好みであった…

好みの味だからこそ、他のものよりもそれを食事では重点的に、沢山食べる。


しかし、どうだろうか?


毎日毎日、同じ味付けの生活である

味付けは○○のことなのだが…


飽き…それが西行寺幽々子に襲いかかったのである


幽々子は○○のことを好いていた…大好きだった…愛していた…


しかし、愛と言う料理は、刺激が足りなくなっていたのだ



誰でも同じものを食べていると、別のものを食べたくなったり、

調味料を加えて別の味…つまりは刺激が欲しくなったのだ


しかし、これは料理での話、この話は恋についての話なのだ…






現実に起きたことを素直に書くと…

恋の刺激として、西行寺幽々子は、○○を独占したくなったのだ…


飽きないように、味を濃く…濃く…濃く…


ただ、甘くなりすぎた…まぁ、味は何でも良いのだが…


味が濃くなりすぎた料理というものは、とてもじゃないが食べられたものじゃない…


つまりは"失敗"したのだ…




その濃すぎた味付け…つまり、独占欲は、

○○と言う少年を殺してしまった…



後に、西行寺幽々子が持つ、死を操る程度の能力の開花である



愛という料理は、甘く甘くなり過ぎて、結果的に死を操る程度の能力を作り上げてしまったのだ






ーねぇ…○○、私は…貴方を殺してしまったわ…

私はなぜか満足している…けど、愛というものを私は勘違いしていたわ…


愛は相思相愛で、お互いが幸せに、お互いが助け合って…笑い合っていることだと…


あぁ、○○…今なら貴方と、本当の愛というものを…ー









その、翌日…

つまりは、○○の葬式のあと…


西行寺幽々子は他界…いや、ここでは死んだと言っておこうか?


そして、○○と幽々子は西行妖の下に埋められた…


そのとき、西行妖は満開となった…


満開になっていた時間はごくごく僅かであったが…


その淡い桜の色に、それを見た者は、二度と感動を覚えることはないはずである…




そして、西行妖の桜は散っていった…

桜の花びらは様々な場所へ飛び、地面に接して、さらに淡く光り、

苗となった…



以来、そこには桜が咲くようになった…

ただ、その桜を見て喜ぶ者はいない…


切なく淡い色の夜桜を見て、人や妖怪は、静かな切ない感動を残すのだった…







幽「じゃ、妖夢…春度を集めてきて頂戴…」


妖「はい、分かりました…しかし、そんなので西行妖が咲くのでしょうか?」


幽「…大丈夫よ、妖夢…絶対に咲くわ…」


それを聞くと、妖夢と言った女性は、刀を二振り持って飛んでいった…










幽「…大丈夫、ふふ…もう絶対に離さないわ…」


そして、失敗という間違いは、再び廻り始めたのである…







感想、お待ちしております


幽々子はまだ、ギャグとノーマルの二話があります。


忙しすぎて泣けてきます。


では、またの機会に…

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