第五話 霧と夢
いつも読んで頂きありがとうございます♪
ストレス発散目的で緩く書いてます
「なんだ、やっぱただの怪物じゃねーか。」
職業管理組合、ことさらその長であるジョブ直々からの依頼を熟して帰ってきただけだと言うのに彼の開口一番がその台詞とは中々、面白い。
というのも、先日の隣国との悪巧みを進めるにあたり色々と下準備が必要になったのだが、表立っての行動は得策でない為、ギルド監視下で製作品の格式や量の制限、管理をしつつ実験名目で試作品を人知れず実戦投入している。
それに、ギルドが絡んでいるからこそ、やり易い部分も解ってきた。
まずは、製作品に関する問題点や改良点だ。
俺の腕か特性のお陰か、低級素材でもその気になれば中級素材を基にしたクラフト品と遜色ない品質まで引き上げてしまうこと。
つまりわざわざ迷宮に潜らなくてもいい場所ですら揃ってしまう素材なだけに乱獲もやろうと思えば出来てしまうわけで、俺からしたら大量に中級装備を作り続けられるという事実は、同業者を潰してしまう恐れがあるし、市場もいずれ飽和して、値崩れを生み出すだろう事も容易に想像がつく。
だから、市場を乱さぬ程度に質も量も統制は当然であり、この制度に守られている内は有難いとも思う。
それに、これは俺の試練でもあるような気がしている。
安定した技術、感覚を身に染めてゆく為の通過儀礼のようなもので、実際その成果は、目まぐるしい。
最近では、低級素材装備でも付加特性なんて物が付くようになってきた。
その特性は多岐にわたるが、装備の基本性能を底上げしつつ、着用者自身の根底にある能力をわずかながら引き出す。
それに、最近じゃある程度狙って特性を付与させるなんてことも出来るようになり、少しずつだがバリエーションが増えてきている。
それに、道具一つ作るにあたっての独自の製法もこれまで主とされてきたものとは全く違っていて新レシピの構築にもなっている。
探索者向けというよりは生産者向けのビジネスツールとしてギルド全面協力の下、新たな金策として形が出来てきた。
そんなこんなで他製作者とは一線を画す、特性持ちの低級装備とし売り出せたり、新レシピの構築で今まで汎用されなかった安価な素材の価値向上などギルドも商魂を遺憾なく発揮しているし、なにより皇国との取引がその影に隠れていてジョブも利益はさることながら胸を撫で下ろしている。
製作評価についてもおおよそわかった事と言えば、クラフトスコアの約7割が市場価値になるようで、今着用しているスケイルメイルの32万は売れば22万ギールになる。
この調子で探索収集、製作を繰り返せば目標達成である5000万ギールはそう長くかからないだろうがその辺りのペース配分はジョブとかなり慎重に打ち合わせながら製作に励んでいるし、問題も起こらないだろう。
「ファウスト。あのな、お前が職業管理組合に登録して一ヶ月と少しだが、魔素氾濫しかり、中級カテゴリの地底魔種生物討伐やら素材集めを単独でこなしてくれるのは嬉しい限りだ。なんたって人手が足りてねぇのは事実だからな……だがな、観てみろ?ギルドだけじゃねぇ、街中でお前の噂が結構、飛び交ってるしこの前の収穫祭でかなり名が売れたんじゃないか?少しは隠密感を持って事にあたらねぇとこの先もっとリスク増えて対応しんどくなるぞ?」
確かに一理ある。
ここ最近フルツの至る所で多種多様な人に声をかけられることが増えた。
以前ならガブ達が周囲を警戒にあたりながら上手くやっていてくれたのだが、それよりもいささか目立つ行動に出ていたせいだな。
むやみやたらな突慳貪な対応は敵を作りかねないだろうし、かと言って馴れ馴れし過ぎるのもどうかと思うから、とりあえず品良く接して余計な波風たてないようには街中では振る舞ってはいる。
「お前の評判もある程度高まっているから、あえて品質下げて作り続けるのも限界はある……そこでだ、大義名分でギルドの昇格試験を受けてもらう。」
昇格試験とはギルド独自の格式に則った依頼を完遂するというもの。
その試験に見事合格すればギルドから〝格〟が与えられ、格保ちになれば、様々な利点が約束されるが、低級試験から上級試験まで一気に受けさせるつもりだ。
「試験の中身はどんなものだ?」
「グレップの北東、バイスバード皇国との国境山岳地帯に月の精霊宮群ってのが存在してだな。そこでしか手にはいらない貴重な素材があるんだが、あそこら一帯の地底魔種生物は一味も二味も違うし、地形も一癖強くてな、流石にお前さん一人で放り出すのは気が引けてな……そこで俺様が厳選した面子達と依頼を熟してもらおうと画策したのよ。」
(ギルド長が推薦する探索者というからには腕利きなのだろうが、そうすると不安の芽は連携か……。)
「まぁ、単独で迷宮踏破重ねてるお前さんからすりゃ、不慣れなチーム行動になるからその辺不安しかないだろうけど、そこは心配すんなって。器用な連中集めておいたし、全員特性持ちの4星クラス……若干違う者もいるが……この国で有数の実力者ばかりだ。だからこそ、お前さんのいい経験にもなると思うし、記録上、前回踏破の日付は、クラフ暦886年だから、約100年前。今回踏破したら目立っちまうが、それも一時よ。報酬は弾むからな。んで、面子の詳細なんだが……。」
ガブ達以外とチームを組んで迷宮踏破というのは何だかんだいって初めてだな。
ツチノコとは何度か色んな中級迷宮へ潜っても素材集めが目的だったし日帰りが多かった。
遠征となると迷宮内で何日間も生活しなければならないし今までとは違う、確かな良い経験になるだろうからここは素直に受け入れておこう。
☆☆☆☆☆
「初めまして、ファウストさん。私は今回のチーム指揮を執る、ニア・ベルターと申します、お見知りおきを。お噂はかねがね聞いております。共に仕事を出来る事、光栄ですよ。」
「ブルータス・ヴェインだ。ユールグ・ファングの系譜者と聞いて、実に楽しみにしている。」
「クロス・デルトナーっていいます。ファウストさん、厄介な人に目をつけられてしまって大変でしょうけど今回しっかりサポートしますので気になる事あればなんでも聞いてください。宜しくです。」
「俺はコーカ・ミストラル。見ての通り武器は己の肉体、筋肉馬鹿と呼ばれている4星体術士だ。人付き合いはそれほど得意じゃないもんで、物の言い方に引っ掛かるかもしれねーが、ジョブの親っさんに頼まれたからにはなるべく我は抑えてみる努力はする。だから、よろしくな〜。」
リーダーのニアは4星の魔術師で年齢は俺より幾つか上なのだろう。初対面で年齢なんて聞けない。(ましてや女性。)彼女から発する魔力の気配は乏しいが、以前ツチノコから聞いていた、熟練の魔術師ならではの要所が随所に見受けられた。相当な猛者であることは間違いない。
ブルータスは名門騎士一家、ヴェイン家が出自。一族の反対を押し切って騎士にはならず探索者としての人生を選んだらしい。道中彼の特性を何度も目の当たりにしたが、剣技だけでなく、チームならではの立ち回りや知識や知恵など学べるものは多く頼りになる。齢15歳の紳士騎士。
クロスはまだ齢5歳で最近探索者として歩み始めたらしいが、やけに場馴れしていて、特に月の精霊地域の森での斥候役は皆が驚くほど卓越している。
マグルの習性への理解度は高く、それを駆使して余計な戦闘や無駄な体力消費を回避してくれている。本当に5歳なのかと疑ってしまいそうになるが見た目はまだまだ、あどけなさが残る少女なんだが、魔力による遠距離攻撃、それに身のこなしの軽さには舌を巻く。
コーカは誰に対してもさっぱりとした言動が特徴的で敬語や礼節は二の次なのだろう。道中彼女が口にしたのは『礼儀はないわけじゃないが持とうと思わないだけだ。俺には不要、だからアンタ達も俺に対して敬語も礼節も要らないし、やめてくれ。ただムカつくからって寝首を狩ろうとするなよ?それだけは容赦しねぇからな。』といった言葉。彼女なりに歩んできた道でそう至ったのだろう。初めは連携が執れるか心配だったが、それが杞憂であることはすぐに理解できた。単に無礼な訳では無さそうだし、自虐的な筋肉馬鹿でもなさそうなのは、戦闘時の立ち回り方こと連携の繋ぎの間合いや穴を埋める感性は天性のものだと思えた。
皆、彼女を認めているのもなんとなくだが空気を伝ってよく判る。
「それにしても、これ本当に低級素材製かよ?無茶苦茶馴染むぜ。」
「えぇ、魔力操作性の違いは明らかで、まず出力の滑らかさと速さの違いは格別ですししっかりと使用者のツボを理解されて作られているのが判ります。」
「上級素材のオーダーメイドでもここまでの性能はなかなか感じられない。これで低級素材由来とは、流石ユールグ・ファング製といったところか……。」
「私は普段から低級素材品使ってたので今回遠征にあたり着比べさせてもらうのが条件だったんで中級素材ですけど低級素材品との違いは明らかに段違いですよ。補助魔法で常にブースト掛けてもらってるみたいな感じです。」
「は?なにそれ、ズルくね?」
事前にジョブから今回の遠征チームの情報を聞いていてそれぞれに見合った装備を整えていたのは彼から月の精霊地域について詳細を聞いていたからで道中遭遇するマグルは魔素濃度の濃さによって強化され野生化したものが多くいるらしく、だからこそ自作物の性能試験を兼ねて事にあたっていたが、これが大成功。皆、満足そうだ。
特に、クロスはまだ最年少なのに、軽装防具も魔導銃もなんなら副装備の脇差すらも俺が少し前に作ってギルドに納品したものばかりだ。
ジョブからはクロス用に中級素材で装備作るよう依頼されていたし、ギルドとしては大口の客は何としてでも放したくないのだろう。
ともあれ腕利き、玄人探索者ともなると、鋭く磨かれた感性だからか微量の違いですらも敏感に感じ取って装備の性能を引き出し、扱い慣れようとする。
いくら依頼された戦場が彼らからして場馴れしているとはいえ、装備の違いは大きく戦力ダウンするものと踏んでいたが、彼らのセンスや姿勢もあってさほど問題ではない。
なんなら無料同然で〝噂〟の最先端装備を使える喜びのほうが強いようだ。
今回の遠征に協力するにあたりジョブからは報酬前払い分として装備の無償提供が条件の一つで提示されていたらしく、実のところ、4人ともその条件が魅力的だったらしい。
「ジョブからは今回の遠征はあくまで俺の為だから無事依頼を完遂したら、報酬で装備作るよう言われている。得られる素材次第になるが、中級装備作れそうだったら感謝の記しに手渡そうと思うが、皆どうかな?」
目の色が変わるとはまさにこの事を言うのか、ジョブの助言もとい入れ知恵が役に立つ。
4人の挙動が一気に高まる。
「となれば今回の遠征、相当恩恵高けぇぞ。なぁ、ファウスト。この手甲、市場に出てたらいくらするんだ?」
「それは……うーん……ジョブから口止めされてるからなぁ……。」
「堅てぇ事言うなって、いいじゃねーか。前報酬で貰ってんだし、それに、価値理解せずに使うってのは探索家としてイカれてるぜ?お前、俺らを舐めてんのか?」
「コーカ、言い方!でも、一理あるわよ、天才クラフターさん。」
コーカらしい威嚇混じりの茶目っ気と言うか、物言いにニア達も感化されたのか、怪訝にこちらを見通してくると、俺は待ってましたと言わんばかりに根負けした。
「いや、そういう気は全くないが、気分を害したなら謝るよ。そうだな……確かに価値知らずに持ってもらうのもクラフターとしては名折れだし、わかった。教えるよ。」
俺は予定通り、魔法袋からジョブから半ば押し付けられた【評価査定鏡】を取り出しそれぞれの評価数値を見せると皆の態度が丸くなったような気がした。
「低級素材なんて嘘……だろ……おい……。」
そろそろ1つ目の試験内容である迷宮に到着するが、なにも今回の遠征の目的は大義名分の獲得だけではない。
市場にまだ流せない非売品や流すべきかどうか判断する物の性能実験も兼ねてある。
ジョブと共謀した目論見なのだが、何にせよ俺も4人も得しかしないはず。
皆には肝心な部分は伏せておきつつ、これはあくまでも俺のクラフターとしての腕磨きであると話したが、感の良い者は既に察している。
「そういう訳で悪巧みは常に一蓮托生。色々実験に付き合ってもらうさ。」
俺が体感した感情と4人が体現した表情に宿る感情はどうか同類の喜びであってくれと願うばかりだ。
ジョブからは気楽に探索を楽しんでくるように言われたから全力でその言葉に甘えてみようと思う。
☆☆☆☆☆
道中出会したマグル共は周辺の魔素の影響で想定していたよりも手強く実に試し甲斐があったが、中級迷宮内のマグルは下層へ辿り着いた頃には、低級素材品では非効率的に思えるほど堅く、手強さは一回り以上に感じた。
〝月の精霊宮群〟に足を踏み込める者は通算探索評価が一定数以上かつ、何度も4星級の迷宮踏破やそれに値する成果が無いと踏み込めないのも不人気迷宮の理由の一つだが、そもそも魔素濃度が濃い地域の長期間探索は魔素の影響を受け続けるから体調の維持、管理が大変で、中には寝込んでしまう者も少なくない。
その点、装備にはジョブからの金言で魔素吸収の特性付与をつけているから全く外部からの魔素影響を受けない。
つまり、不人気迷宮ゆえにこの場での一幕は俺からしたらストレスフリーのご褒美タイムだ。
陽の目を見ること無くギルドの地下宝物庫に埋もれたままの我が子達、魔法袋から取り出せば直ぐ様装着できるのもこの世界なら自然の摂理。
階層を進めば進むほど次から次へと押し寄せてくるマグル達に対抗するように次から次へと我が子を切り替えさせては様々な角度や尺度で戦闘を熟してもらって、味方達が疲れたら前線を交代し、俺一人で全て捌ききったりもした。
既に迷宮へ潜り込んで10日が経過していた。
最下層手前の安息地帯で装備の手入れを施しながら俺達はこの迷宮の質にすっかり和んでいた。
道中出逢った幾つかの探索チームはそれなりに達者ではあったもののやはり魔素の影響から引き返していって最下層には俺達以外のチームは来ていない。
というより、長らくこの最下層は手を付けられた痕跡が見当たらず、下手をすれば魔素氾濫も起こり得るかもしれない。
ふと、クァル迷宮が脳裏に浮かんだが、あの頃とは数段、すべてにおいて意識が違う。
何が起ころうとも心に余裕があるし、長期間探索においての迷宮内での鍛治や調合作業なんてのは、本来ならば異常行動なのだが、幾ら簡易的とはいえ【製作評価】もそう悪くないし暇さえ出来ようもんなら装備や道具の新作を試しにあえて上階まで素材集めがてら皆で行っちゃうしで、気付けば中級迷宮で無双していた事に皆が夢中になっていた。
そこから更に5日間で手に入った素材で急拵えした新装備もかなり増えた。
なんなら辿り着いた当初より充満していた魔素濃度が薄まっている気がする。
「よし、行こうか。どのくらいぶりの踏破なのかは定かではないが、俺達が新たな歴史を作るんだ!」
フルツの図書で見た覚えがある。
最下層20階層のフロアボスにして【混沌幻影】の異名を持つマグルは、亡霊の姿をしており、膨大な魔力量を保有し、数多の先人達の魂を喰らって来たとされる。
得意分野である、闇属性の魔法は一撃でも喰らえば即死するものまであり、対策が必須。
散々対策していたおかげか想像していたよりもカオスファントムに恐れを感じないのはどうやら俺だけじゃないないらしい。
(汝ら……探索者か……。)
脳内に響いてくる声の主は、眼前に浮かぶマグルだと気付くまでそう時間は掛からなかった。
(少し、話そう……。)
会話が出来るマグルとは珍しいが、珍しさのあまり俺達の脳内が混沌化している。
「いや、それよりも闘え!亡霊対策した我が子達の活躍が見れないだろ!」
この時の俺の言葉に4人が引いていたのは、気付かなかった。
(最早……我には……汝らに抗う力は残っていない……。)
「どういう事だ?」
カオスファントムの思念が脳内に映像として流れ込んでくると、当時の記憶なのだろうと察し、暫くの間、それを眺めていた。
(この迷宮が生まれて数百年……我は守ってきたのだ……汝ら破壊者からの侵略を何度も何度も……だが……長い年月を守るがゆえに疲れ、嫌気が差した我は迷宮核を壊そうと目論んだのだ……その結果、核は傷ついたものの魔素があらぬ形で未熟な暴走をして迷宮内外まで魔素を充満させてしまい……結果、探索者達の数は減り、過疎化した影響で我は魔力を補充出来なくなり現有魔力のみで維持してきたのだが、この半月、どういう訳か迷宮の魔素消費が全盛期かそれ以上の勢いで失われ迷宮核からは僅かな残滓があるのみとなり我の残りの魔力のほとんどを迷宮核に流したが……それも今まさに潰えようとしていたのだ……。)
「(残念ファントムーーーー!!)」
(意気揚々と探索者達と死闘を繰り返していたあの頃は楽しかった……我は直に魂ごと消え失せる……迷宮核は我の玉座の後ろにある扉をゆけばある……探索者よ壊すなら壊せ……さすればこの迷宮も崩れてまた大地に還るのだ……それと数百年ぶりの会話をありがとう……。)
「本当に良かったのでしょうか、あれで。」
ニアの懐疑的な心情なのも無理はないだろう……だが、混沌幻影とまで云わしめたマグルが育つ肥沃な魔素地の迷宮であって採れる素材も豊富、とても迷宮核を壊す気になんてならない、なんてったって折角の幻影や亡霊対策品の証明がこの先出来ないとかビジネス観点からしてあり得ないのだ。
何年かかろうとも迷宮を復活させてあの幻影で実験しなければならない気がする。
なんとなくだが。
森の魔素の霧が晴れるという現象は意外であれだけ溢れていたマグルの姿もどこへやらで、一帯はすっかり平和になってしまった。
これじゃ、道中の新作お試しタイムが無いじゃないか。
「急報!急報!」
「どうした?鉱山迷宮の魔素氾濫でも起きたか?」
「はっ!申し上げます。国境警備隊から麓の〝ルナの霧〟の消失を確認、周辺のマグルは散り散りに逃げ出し、皇国側の山道に来たマグルは一掃。共和国側の掃討は周辺の探索者と思しき者達が処理したとのことです。」
「なんと、幻影迷宮の霧が……。今すぐグレップ共和国に連絡を。」
「はっ!」
「あの霧が晴れるというのは、やはりファウスト・リスタ、彼の存在よな……コウよ。」
「えぇ、歴史が良し悪し問わず動き出すのは決まって〝担い手〟の確認された世代。老い先短いこの老骨、世の真理を見とうてたまりませぬ。」
「ならば、あの研究や解析も急がねばな。多少無茶してみようぞ。」
ここまで読んで頂きありがとうございました♪
一身の都合上、不定期更新ですが、また次話読んで下されば嬉しいです♪
書き溜め… …_φ(・_・




