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執筆感想文『「梅雨、猫と私」を書いて』

 一文目というのにいつも迷います。

ということで、難所を書き終えた所で、

執筆感想文『「梅雨、猫と私」を書いて』と題しまして書き始めたいと思います。


さて、「梅雨、猫と私」では、タイトルでは多くの人が「つゆ」と読んだのではないでしょうか。

しかし、一文目では「梅雨」のルビは「ばいう」と振られています。

「つゆ」というように流れるような語感ではなく、

濁点の入った、もっとじめじめとした「ばいう」と読ませることで、

その後の展開を端的に示していた訳です。


それから、どうやら主人公は人間関係もうまくいっていないようなので、

「梅雨」には、よりギクシャクとした口の動きを伴わせたかった訳です。


 一時間で書き終えられる程度の作品を作ろうと思い立ったのが始まりで、

ふと浮かんだ「猫と少年」というコンセプトを元に書いてみました。


 結局完成には三時間かかりました。

作者である私だってハッピーエンドにしたかったですし、

なにより猫を酷い目に合わせたくはありませんでした。


飛来した宇宙猫が少年から地球の言葉を学ぶ、

みたいな方がハッピーエンドに持っていきやすいでしょうね。


 とはいえ、以前から猫が主軸となる連載を一つ書こうと思っていて、

これを書き終えて考えたのですが、「梅雨、猫と私」はその前日譚になると思います。

今回のようにバッドエンドになる予定はないので安心してください。


単発の作品だと思っていたものが連載に繋がる感覚というのは、今回が初めての経験でした。


…って感じでこの駄文集に書き留めておきます。


この作品はメモ的な立ち位置も兼ねているので、

その「猫作品」はまた読み返したときにでも書き始めると思います。


またその内投稿します。

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