表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある姫の冒険談  作者: ラクーン
1/1

脱出

とある町のお姫様の冒険談。


episode1 脱出


太陽の日差しで雪が解け新たな芽が出てくる頃

東の国グリッドはいつにも増して忙しない。


そう、明日は即位継承の日なのだ。

長女であるエレナが正式に王女様と認められる日だ。


しかし、エレナは王女になんか興味がなかった。

街の人の評判は最高、周りからの評価も高い。

王女になるべくして産まれてきたとまで言われているが

当の本人は興味が無い。


そんなことよりも街をでて魔物を倒し世界中を巡りたいと

考えて日々を過ごしてきた。


もちろん王族に産まれたからそれなりには振舞ってきたが、、

明日を迎えれば王女としての生活が始まってしまう。

「そんなのは嫌だ」エレナは呟いた。


そしてあろうことが国を脱出することを考えた。


もうじき日が沈み、夜がくる、そして朝を迎えたら

王女としての生活が始まる。ここを出なければエレナは決意した。


そうと決まれば早かった。

常日頃から冒険を夢みていたエレナはいつその時が来てもいいように荷物をまとめていた。

まさか本当に来るとは周りは思ってもいなかっただろう。


お城は常に見回りが2人1組でいる。門にも門番がいる。

明日のために城内が忙しなくて助かった。

みんな総出で準備している。見回りもだ。


お城からは抜け出せるだろう。ただどうやって門を抜けるかだがここもすんなり城を出ていく馬車に潜り込んで抜け出せた。


エレナは思った。『神が味方してくれている』と。


だがここから始まる冒険はエレナの想像を遥かに上回るとは

まだ誰も知らない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ