月の頂点 Ⅱ
6月更新できずですみません。
当時Twitterで報告した通り、16日に「書くぞー」って気合い入れてたんですけど、小説投稿サイトを襲った某件で書けず……。途中まで書いてた分のデータ消し飛んでなくて良かった〜〜って思いながら耐えました(耐えてない)
そして書籍版につきまして、三巻やります。
4章部分ですね。僕は4章(の序盤)はこの作品の中でもかなり微妙な章と認識していて、これをそのまま小説にするのはどうなんだみたいな気持ちが強いので、書き直そうと頑張ってます。頑張ってますが……難しい。
〜これまでのあらすじ〜
ジルが家を出たら、めちゃくちゃ強そうなヒューキが現れた!
正直言ってヒューキには、マーニが目をかけている青年に対する興味関心がなかった。マーニの目的は百も承知であり、そのためには万全を期す必要があることは分かっているが、かの青年が必要とは思えなかったからだ。青年が中途半端に神に近い存在であるが故に、損得計算上では“マイナス方向に余分になる可能性がある“とすら考えていた。
──もしもそうならばマーニ様のご許可をいただき、対象の手足くらいは捥いでも構わないだろうか。
そんな過激なことすら薄らと、無意識下で思考の片隅に置いていた。
だが、
「マーニ様のご命令により、貴方様を第一都市へとご招待しに参りました」
ヒューキが青年に向けてそう告げた、まさに瞬間のことだった。
青年の口角が吊り上がり、異様な空気が漏れ出す。
それは周囲へと伝播し、空間を重く
「──くくっ、然様か」
青年から一瞬だけ垣間見えた“何か“を見て、肌で感じ取って、ヒューキは青年への認識を改めた。正確には──そこで初めて、ほんの少しだけ青年に対して意識を向けた。
無感動な瞳が、銀の青年を映し出す。
(……あらゆる面で人類最高峰のスペックを有する者として創造された存在、か)
今一瞬だけ放たれた圧力のようなものが本質だとするならば。
そして、肉体も加味して判断するならば。
それこそ目で見える範囲から基づく情報に限って言えば、目の前の存在はビルの背に届いているのかもしれない。
(才能に胡座を掻いていた訳ではないらしい。そして何より、貪欲に“何か“を求める精神があるのか)
あらゆる面で人類最高峰の才能を有する以上、その圧倒的な才能だけで全てを捩じ伏せることも可能なはずだ。望むもの全てを手に入れることだってできたはずだ。神代が終わってから千年以上経った地上の連中など、たかが知れているに決まっているのだから。
──にも拘らず、この青年は“何かを求めて“限界まで己を鍛え上げていたらしい。
ヒューキとしては、中途半端な【権能】と生来のスペックだけで他を圧倒して生きてきた、そこそこ止まりの存在でしかないと想定していた。
確かに『人類最高峰の存在として創造された』という肩書きに嘘偽りがないのであれば、基礎スペックや潜在能力ではビルに匹敵するだろう。だが、そこから積み重ねてきたものの差で格段に劣る──そう考えていたヒューキにとって、この事実は想定を外されるものであった。
(成る程、人類という枠組みの中であれば本当の意味で最強だろう)
少なくとも、千年前の自分よりも強い。権能等の盤外能力を抜きにした純粋な肉体スペックのみを用いた殴り合いであれば、今の自分でも目の前の青年に敗北してしまうかもしれない。
(この青年の全力を出した戦闘を見んことには断言しかねるというのも事実。だが肉体と先の圧力からは、この青年が鍛え、積み上げてきた研鑽の歴史が読み取れる。それらがハリボテということはないだろう)
そこまで考えて。
(……まさかビルめ、地上での戦闘を愉しめたからデータを見せなかったのか? マーニ様が干渉した遺跡と言えど、今は地上での様子を見れんと言うのに)
大切な宝物を隠して独り占めをする子供と似たような心境で、ビルは青年との戦闘を伏せたのだろうか、という可能性がヒューキの脳裏によぎる。
(先日ビルが退いたのも、戦闘の余波で第四都市が滅ぶ可能性を危惧した可能性もあるか? アレも一応、本心はどうあれ最低限頭を回して自制する程度の心算は持ち合わせている)
特に、タイミングが微妙だったはずだ。災厄の処理が終わり、一般人が避難所から出てきたタイミング。間違いなく、余波に巻き込まれた住民は死ぬだろう。
それはあまり望ましくない。
(基礎的な肉体スペックが高い以上、対面した状態から戦闘を開始した場合、一撃で殺害することは困難。初撃で致命傷を与えられたとしても、【天の術式】も使える以上は自爆覚悟で広範囲を破壊する大技を出してくる可能性を否めない。現状は光神関連の術式しか確認できていないようだが、他の術式もあると考えるのが妥当だろう)
ともすれば目の前の青年は、既に【絶月】のトップ層や【三煌士】に届いている可能性さえもあるのかもしれない。未だ完成し切っていない段階でそうだとするならば──
(……成る程。こちらの思惑通りに動くならば使えはするか)
まあその辺はマーニが上手くやるだろう、とヒューキは思う。
計画に使えるスペックがあるのなら、ヒューキとしてはそれで良い。それ以上の価値はなく、何かしらのアプローチをする気もない。
だからヒューキは単純に、確認事項を青年に問いかけるだけだった。
「ご同意いただけますか?」
「良いだろう。私としても、興味はあるが故」
「感謝を」
青年の言葉を受けたヒューキは謝辞を述べ、続いて視線を彼の背後にいる少女の方へと移す。
「第四都市の【絶月】か。先程から我々を見ているようだが、何か用でもあるのか」
「……私も付いて行くってのはダメかしら?」
意外だな、とヒューキは思った。
ヒューキが認知している彼女の性格や価値観上、文句の一つや二つ飛び出てくるものだと考えていたが……当人である青年自身が同意したからだろうか? これまでは彼女の懐に入る人物がいなかったから分からなかっただけで、存外情に厚い性格なのかもしれない。
(……連れて行くか否か、か。最終決定権の持ち主は俺ではないが……まあ、許されるだろうな)
少女は【絶月】の一人だが、ヒューキとしてはいてもいなくてもどうでも良い存在である。故に粗雑に扱っても構わない。完全に無視しても良いというのが本音だ。
しかしそれはあくまで現時点における評価であり、将来性という面を考慮すればある程度は丁重に扱うべきかという思考もある。
そして何より、最終決定権はマーニにある。ここで結論を出す必要はないだろう。
「……第一都市までは構わない。その先は、マーニ様がお決めになられることだ。俺は関与しない」
「……ええ、それで構わないわ。ところで、あんたに敬語は必要かしら?」
「不要だ。場合によっては、お前達の方が立場が上なのだから」
「……そ。で、そんなあんたが敬語を使うそいつって、実は偉かったりするワケ?」
「それはお前が知る必要のないことだ」
最初に敬語の必要性を訊ねた上で核心に迫るやり口、意外と口が回るのか? とヒューキは少しだけ少女に対する認識を改めた。ヒューキの中の評価項目としては必須でない部分だが、しかし頭や口が回って損はないのだから。
──と。
「……しかし早朝から随分と、大所帯だな」
僅かに、ほんの僅かにだがヒューキはその目を細めて振り返る。
「お前にも通達がいっているだろう。まさか異議申し立てでもするのか? それは一都市の管理人風情が有する権利を超えているぞ」
「勝手に他人の意思を妄想して語らんといてくれへんか? どうせ目的地が同じなんやったらジルの兄ちゃんと一緒に行こか思って誘いに来ただけや。そしたらまさかアンタがおるとは思わんかったわ、ヒューキ。仮に来るとしてもセーグやと思ってんけどなあ」
「マーニ様のご命令だ。それ以上でも、それ以下でもない」
「ほーん。で、うちもご一緒してええの?」
「好きにしろ」
そう言って、ヒューキは懐から黄金の鍵を取り出した。次いでそれを、何もない空間に差し込むかのように動かして、
「開け」
ピシリ、と空間に亀裂が走る。
皹割れていく空間から光が漏れだし、そして──眩い光が周囲を覆った直後、その場から四人は消えていた。
§
周囲を見渡し、内心で「ほう」と微かに驚愕を漏らす。
(発展している。──否、しすぎている)
第一都市と呼ばれるらしい空間は、第四都市より遥かに発展した街並みだった。
近未来的、とでも言えば良いだろうか。
神々を信仰する教会勢力が、太古の時代のままの在り方であったことを踏まえると──やはり、少々異質だと思う。
教会勢力は過去にしがみつき、月は未来に進んでいるかのような──
(……別の国なんてレベルじゃない。もはや別世界だな)
異世界ファンタジーというより、SFファンタジーの世界に来訪した気分だ。しかし技術体系の根っこにあるのは異世界ファンタジーとしての技術──異能の力というチグハグな環境。
(しかし、第四都市より発展している割に第四都市より人の気配が少ないな。マーニ自身が住む都市だから、あえて少なくしているのか……?)
どういう発展を遂げて現在の形に至ったのかは興味をそそられる。が、そちらに思考を回す暇はないだろう。
「こちらの建物の最上階最奥にて、マーニ様がお待ちです」
「ほう」
近未来的都市の中心にありながら、確かな神聖さを感じさせる超巨大にして超高層な建築物を見上げる。あまりにも大きすぎるため全貌は分からないが……見事な意匠、という感想を素直に抱いた。未来的な雰囲気と、古代神秘的な雰囲気が見事に同居している神殿とでも言えば良いだろうか。
「……来たのは二回目だけど、まあ、立派ね」
「せやな。正味、うちもソワソワして落ち着かんわ」
「管理人は割と定期的に招集されてるんじゃないの?」
「基本的にリモートやで」
「へえ」
仮にも異世界でリモートの概念もあるのかよ、と内心でつっこむ。
都市を歩いている間はゾーイから若干不機嫌そうというかなんというかな雰囲気を感じていたが、今は少し収まっているように感じられた。
(……さて)
いよいよ、本物の神の一柱とご対面である。
緊張はある。
恐怖もある。
だが俺の読みが正しければ、俺に対する殺意はないことは明白。マーニは俺になんらかの価値を見出している以上、俺自身を人質にして立ち回ることすら可能なはずだ。
(俺の肉体だけが目的ならば洗脳の類の能力を使えば良いだろうにそれもしない辺り、そういった能力の持ち主がマーニの陣営にいないか、俺に心の底から同意をさせる必要があるかのいずれか)
まあそもそもジルに幻術や洗脳の類は基本的に通用しないが、ソルフィアの例もある。油断はしない。可能な範囲の対策は既に構築済みだし、魔術的な意味でも肉体的な意味でも、洗脳系に対する先手は打ってある。
洗脳をしない理由も、マーニ側が「できれば自分から言うことをきいてほしかったけど、仕方ないかー」くらいの温度感ならば話は変わるのだから。
(アニメには登場しなかった神。そこにはなんらかの意味があるはずだ。過去に俺以外の転生者がいたことによるバタフライエフェクトの可能性も否定はできない。だが、過度に怯えるのは言語道断。威風堂々と、振る舞うだけだ)
廊下を歩きながら、俺は【神の力】を全身に巡らせる。
今この場にいる連中相手なら、【神の力】を見られたって困りはしない。災厄として暴れていた俺と対峙したゾーイは勿論、ヒューキと呼ばれた青年もマーニからの情報共有で【神の力】について把握しているはずなのだか──
「ありがとうヒューキ。キミには感謝している」
宙が、落ちてきた。
大広間の奥にて、高く聳え立つ玉座。
そこに肩肘を突きながら座して見下ろすは、どこか陰のある顔つきをしながら、悠然とした空気を纏いし金髪蒼眼の青年。
何より特筆すべきは、“人間の形をしていながら人間ではない“と思わせる異質な存在感だろう。
それこそ、神に最も近い少女と謳われたグレイシーとも、違う。別世界の住人を、ガラス越しに見ているかのような──
「初めましてだね、後輩くん」
その存在感に、その声に、自然と頭を垂れそうになるのを、寸前で堪える。青年が笑みを深めたような気がしたのは、果たして気のせいなのか。
「僕はマーニ。月郷の支配者だ」
マーニ。
月の支配者にして、神の一柱。
絶対的な存在の一角であり、あまりにも絶大な力を有する者。
(しかしなんだ、なんだこの感覚は……)
勝てる気がするのに、勝てる気がしない。
遺跡の女よりも弱い気がする一方で、誰も及ばない遥か高みにいる気もする。
怪物と称するに相応しい実力を有しているが、決して勝てない存在ではないという思考。
全ての権利を有しており、彼の気まぐれ一つで世界ごと全てが消し飛ぶであろうという悪寒。
なんだ、本当になんなんだ。
それとも、これが神という存在なのか?
ジルの観察眼が、不具合を起こしている?
実態を掴むことすら不可能な超常存在。それが、神だとでも言うのか。
(いや待て。少なくともソルフィア相手には“触れてはいけない存在である“ことが分かった。だがマーニにはそれがない。おそらくこれは──)
俺の精神が呑まれている。
マーニの放つ絶対的な格とでも言うべきものに、無意識下で気圧されているのだろう。
(……落ち着け。今から殺し合いをする訳でなければ、戦意や敵意の類を感じる訳でもない。ジルの仮面を、決して崩すな)
原作ブレイクを誓った時点で覚悟は決めただろと己を叱責し、俺は冷然とマーニを見据える。マーニの光のない蒼眼が俺を捉えるが、決して視線を切らない。
(それにしても、『後輩くん』か。遺跡の女も『アース神族でもヴァン神族でもない最新の神』だのなんだの言っていたが……“神としての後輩“と認識して大きな間違いはなさそうだな。マーニとしては、ジルの存在は歓迎できるものなのか?)
やはりマーニは、ジルに対してなんらかの価値を見出している。
ならばそれを利用しない手はない。かと言って、謙ったり下手に出るのは言語道断である。それもまた、死に等しいのだから。
(ならば手を組む余地はあるか? アニメに出ていなかった神ならば、アニメに出ていた神々とは異なる思惑で動いている可能性も高い)
先程も思考したように、アニメに出ていなかったということは、なんらかの意味があるのだから。「脚本家の人そこまで考えてないよ」なんてパターンは勘弁してくれと願うしかないが。
(まあ会話の中で掴むしかないな。後輩発言をとっかかりに、この男の目的を把握してみよう)
お前と俺は対等──否。むしろこちらの方が上であると言わんばかりの傲岸不遜さを携えながら、
「後輩、か」
ギリギリのラインを見極めろ。
ジルのキャラクター像は崩さず、しかしマーニやその配下の機嫌を損ねない絶妙なラインの言葉を選び、欲しい情報と必要な言質を引き出し、安全を確保しながら会話をする。
「記憶のない身ではあるが、その呼称で私を呼ぶ者は皆無だろうよ。私を月郷の次期支配者にでも指名するつもりか? だが生憎と、私は欲するものは自らの手で取りにいく性質でな。施しはいらん」
「当たらずとも遠からず、とだけは先んじて言っておこう。けれど詳細について語るのは、後程場所を移してからだ。キミ以外の人間には語れない事情もあるからね」
管理人や【絶月】、そして推定腹心を前にそのようなことを口にするマーニ。理由は不明だが、それだけの価値をジルに見出してくれているのは歓迎……とは言い難いな。面倒事になる可能性もある。
多くのサブカルチャー作品や神話の原点において、神々とは大抵が気まぐれの極みのように扱われている。マーニがその例に漏れない場合、彼と組むことで生じるデメリットは計り知れないものとなるだろう。
(しかし、語れない事情か)
ジルを後輩と呼ぶ理由を語るには、アンタッチブルな話題に触れる必要があるらしい。先程のように俺だけに聞こえるようにもしなかった辺り、意外と混み合った事情がありそうだ。
「本題に入ろう。この場を設けた理由は、端的に言うと上位災厄を退けてくれたことに対する褒賞を与えたかったからでね。それについて伝えよう」
「ふん。あの程度の雑事で“褒賞“とはな。随分と羽振りが良いらしい」
「キミにとっては雑事かもしれないが……月郷に住む多くの人々にとってアレは都市滅亡に直結する危機であり、命を脅かす災厄さ」
「……」
「そこのゾーイでも、人的被害を完全に抑えての単独処理は困難だったと言わざるを得ないだろう。事実、都市に被害は出ているのだから」
「ひっじょうに不本意ですけどね」
「ゾーイお前なあ……」
「うっさい」
「賑やかで構わないさ。僕を前にしていても、元気なのは好ましい。……さて。本来なら他の都市に住む【絶月】である第一位か第二位を派遣する案件だったこと。そして、後輩くんが対応する義務はなかったこと。以上を踏まえて、与える褒賞は──」
ゾーイの軽口に対して、マーニもヒューキも特に機嫌を損ねない。
寛容……ということだろうか? 傲岸不遜を地でいくジルも優秀な人間であれば敵対者に対しても寛容な態度を見せるのだから、それと似たようなものなのかもしれない。
「──褒賞については以上だ。何か質問は?」
「ゾーイに渡せ。私はいらん」
「ちょ」
「まあキミが構わないのなら、それで構わないか。同居もしているようだし、共用資産にでもすれば良いさ。……どうする? ゾーイ」
「……私もこんな形でお金を受け取りたくないです。不本意でしたが、私は【絶月】としての仕事もこなせませんでしたし。ですので、シャロンに寄付してください。都市の発展に使えるかと」
「いや、都市救われて、挙げ句の果てにうちがお金を受け取るってどういうことやねん。意味分からなさすぎやろ。むしろうちもジルの兄ちゃんに褒賞与えよう思ってたのにどういうことやねん。普通にジルの兄ちゃんが受け取ってくれや」
「くだらん。私は都市を守護しようと動いた訳ではない。ならば褒賞とやらが帰結すべきは──」
その後も五分ほど討論が続き、最終的には、三人で折半することになった。その間終始ヒューキはどうでも良さげに佇んでおり、マーニは意味深な笑みを浮かべていたが、その辺は栓なきことだろう。
「……と、そろそろ時間だ。ヒューキ、準備を進めてくれ」
「承知いたしました」
「自分も移動した方がよろしいでしょうか?」
「シャロンは一緒で構わないよ。わざわざ別に移動する必要もないだろう」
──と。
何やらマーニが立ち上がり、ヒューキが頭を下げてこの場を後にする。
なんだ? と軽く訝しんでいると。
「管理人会議──全ての管理人が集う会議だ。そこでとある任命式を行う。キミも参加してくれ、後輩くん」
マーニと対面して終了予定だったんですが、6月更新できなかったんで増やしました。
「ジルって他人から見たらどんな感じなのか」をヒューキくんが薄ら言語化してくれました。
ゾーイやビル、ソフィアなんかも軽く以前言語化してたと思いますが、大体こんな感じです。
元々、原作ジルが極限まで鍛え上げてますからね。
矛盾あれば修正します。よろしくお願いします。
(7月もう一回更新できたらとは思っていますが、前書きで書いた通り三巻の作業が自分でもどれくらいのアレになるのか読めないので期待薄でお願いします……)
てな訳で、三巻もweb版もお楽しみに〜〜って感じの画像を投下します。
それぞれが誰かは、あえて語るまい……。




