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キンカンを陰部に塗って悶絶
「高いところが好きなの。」と、あなたはなかなか降りて来ようとしませんでしたので、待ちくたびれて、私は帰ってしまいました。空が群青がかって来た時刻でもありました。ちょっとだけ腹を立てていたのは、あなたの目的を結果が出てから知ったことと、私に協力できることが一切なかったことです。家に着いてから考えてみると、私の今までの元気はあなたに依存していたことは明白な事実でした。やはり、悔しさが込み上げてくるばかりで、カップ麺を頬張りながら、思わず涙してしまいました。
例えば、あなたと私が80年生きるとしても、ほんの1年あなたが年長だったりしただけで、完璧に結合することはないのではないでしょうか?きっと、あなたが花開いている時には、私は萎んでいることの方が多いと思います。あなたが飛行機の中で機内食を頬張っている時に、私は熱力学の勉強をしているのです。お互いに偽りなく愛し合っていたとしても、そっちの方が断然に多いのです。
結局、朝になってもあなたが帰って来なかったことも、もはや不思議ではありませんでした