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第26.5話 猫娘! リンイーの奮闘!

前回のあらすじ:五年の月日が経ち、12歳になったフィアルのは騎士幼年学校の最上級生になっていた。故郷から幼馴染のサラとリーザもやって来て、ヒーロー仲間の勇も王都に滞在していた。彼らの数年の活動は王都を平和にしていたが、同時に暗躍するヒーロー仲間の存在も示唆された。

そして、フィアルこと翔のクラスに、新たな先生が配属され、猫人族の生徒が転入してきた。今回は、その猫人族リンイーの一日を描いた小話である。

「………へっくちっ! …ニャ~……」


 肌寒さが鼻を突き、私はくしゃみと共に目覚めを強要された。寝ぼけ眼で周りを見渡すと、見知らぬ天井に見知らぬ壁。でも隣のベッドには故郷から一緒に来たお姉ちゃんが寝ていた。


「……ニャ? あ、ここ騎士学校の寮だったニャ……」


 まだ眠い目を擦りながら体を起こす。朝の冷気が一気に体温を奪い、もう一回ベッドに潜り込みたくなる。

 それを堪えて何とかベッドから抜け出すと、窓の外はもう白み始めていた。


 そろそろ起床の時間だ。お姉ちゃんも起こして早めに準備をしておこうか。




 ……猫人マオレン族のリンイー・ムーランの朝はこうして始まった……。



 ◆



 お姉ちゃんを起こして先に洗面台を使わせてる間に、着替えを済ませた私は髪を整える事にした。

 ここに来る前にある程度切り揃えていたが、これは長い方らしい。同級生の女の子を観察したら、髪は肩口より上まで切っていたり、長い子は纏め上げている子が多かった。


 私もなるべく同じ様にしようと鏡の前で髪を編んでみるが、ちょっとしっくり来ない。

 故郷でよくやっていたお団子状にしてみようと頭の両サイドでまとめてみたが、子どもっぽ過ぎる気がしたので結局後頭部でまとめて大きなお団子にして、シニョンキャップで覆ってみる。


「あらリン、いい感じじゃない。前より垢抜けた髪型でいいわよ」


 髪を纏め終えた頃、洗面を終えたお姉ちゃん…ランファお姉ちゃんが褒めてくれた。お姉ちゃんはかなり短く切り揃えているので、少し櫛を入れるだけで済んでしまう。私もそうすれば良かったかな。


「これなら、クラスのグループの男の子も気に入るんじゃないかな? キャップまで付けてる子は見なかったから、きっと注目の的よ~」


「そ、そんなの気にしてないニャ」


「あらそう~? 昨日は嬉しそうにフィアル君、って男の子の話してたじゃない。優しそうって」


「フーーッ!!」


 思わず威嚇音を発して爪を剥いてしまう。何でか知らないが顔が熱くて今直ぐ冷水で冷ましたいほどだ。しかしお姉ちゃんは怯む事無く、かんらかんらと笑って私の背を押す。


「ほらほら、早く顔を洗わないと遅刻しちゃうわよ~。急いで急いでー」


 渋々爪を引っ込めて洗面台へ向かう。替わりにお姉ちゃんは鏡の前に座り、櫛を手に取る。



「……ああ、そうそう。その語尾の癖、子どもっぽいから気を付けなさい。舌っ足らずなのは可愛いけどね~」


「ムキーーッ!!?」



 私がまた顔を赤くして振り向いた時、起床時刻を告げる鐘が鳴り響いた。



 ◆◆



 猫人マオレン族は、キルディス王国の一地域に住む獣人族の一種だ。

 獣人族は普通の人間より身体能力に秀でてる為、昔は人間族よりも繁栄していたらしい。けど異なる獣人族同士の戦いで数を減らし、同時期に魔獣や魔物の襲撃もあってより一層数を減らした。今では小さな集落が各地に点在するくらいで、国家と呼べるようなものは無かった。


 キルディス王国は昔、猫人族の集落も自国領土にしたがったが、猫人族の抵抗が激しいものと予想されたのと、何より共通の敵である魔物や魔獣への対処が優先された。それ故、猫人族の集落とその周辺を自治領土とし、相互不可侵を約束した。


 その後、年月の流れる間に多少の交流もあって信頼関係も芽生え、より一層の親睦を深める交流事業の一環として、猫人族の若者数名がキルディス王国の王立騎士養成学校に入学し、騎士としての勉強を積む事になったのだ。



 それに志願したのが、私、リンイー・ムーラン。


 理由は、数年前に私を助けてくれた、真紅の少年を探す為……。



 ◆◆◆



 まあ直に手掛かりが見つかるとは思っていなかった。


 外界の事はよく知らないが、あの強さと変わった馬に乗ってる事から貴族か騎士の見習いと当たりを付け、その両方と関われそうなこの騎士養成学校に来たのだ。


「……その、しっかりとしたお礼も出来なかったから……そう、礼儀知らずと思われたくないだけだニャ……」


 教室までの道を歩きながらぶつぶつと呟く。

 何人かすれ違ったり追い越す人は居たが、物珍しそうな視線は私の見た目のせいだろう。……聞かれてないといいニャァ。


 でも、実際お礼をしたいって言うのは建前だと自分でも気付いている。だって、彼の事を思い出すと鼓動が早くなり、顔が熱くなり、ついでに何故か冷たい汗が背中に流れる。



 きっと、これが『恋』って感情じゃないかと自分では考えている。それを確かめる為にも、あの真紅の少年に会いたい。



 その為にも、まずはしっかりと勉強をして、クラスメイトとも仲良くなって、この学校に在籍しながら彼の情報を集めよう。


 あ、そう言えば……フィアル君は優しそうだから、何か教えてくれるかも……。



 私は明るい前途を夢想しながら、上機嫌に教室へ向かったのだった。



 ◆◆◆



「う、う~~~ん……。赤い少年戦士、ねぇ……」


 教室に着いたら、既にフィアル君とその友達(サラとニコルだったかな?)が居たので、挨拶後に早速聞いてみた。



 そしたら、フィアル君は物凄く目を泳がせて何とも言えない顔で黙り込んでしまった。何かまずい事を聞いてしまったのだろうか?



「ご、ごめんニャ。言えない事だったら言わなくてもいいニャ」


「あー、赤い少年戦士ね。数年前から王都で噂になってるよ、最近は余り聞かないけど」



 慌ててフィアル君を宥める私の横合いから、ニコルが思い出したように呟いた。


「噂になってるニャ?」


「そうそう。五年くらい前かな、当時王都内で起こった事件の解決や犯罪者を討伐する『マジカル★ルナティクス』って魔法使いが居たんだよ。それにくっ付くような形で赤い服を着た少年が目撃されていたんだ。確か、『出目ジョンマン』とか名乗ってたっけ?」


「『ディメンジョンマン』ね」


 黙って聞いていたサラが訂正する。少し怒っているようにも見えるのは気のせいかな。


「ああそう、それそれ。リンちゃんの言った見た目とかなり似てるから、多分同一人物だと思うよ。でもさっきも言ったけど、最近はあまり活動してないみたいだね。ここ数ヶ月? 位は見たって話聞かないな」


「そうなのかニャ……貴族か騎士見習いとかじゃ無いニャ?」


「残念ながらそれは分からないねぇ、正体不明の人物だから。ところでリンちゃん、なんでその『ディメンジョンマン』の事知りたいの?」


「え、えっと……お礼がしたいんだニャ。昔、森で野犬に襲われてるところを助けてもらったお礼を……」



 ブフゥッ!



 突然、噴出す音が横から響いた。驚いて顔を向けると、フィアル君が大きく咳きをしながら俯いていた。



「ゲッホゲホッ!? ゴホッ!!」


「おいおいフィアルどうした? 鼻水でも気管に入ったか?」


「……あ〝あ、うん、そうなんだ。ごめんね驚かせて」


「お、お大事にニャ……」



 私、びっくりする事でも言ったかニャ? 何となくサラも驚いたような顔をしている気がする。


「と、とにかく…『ディメンジョンマン』についての噂を聞いたり、姿を見たなら教えるよ。見つかるといいね」


「……うん、ありがとニャ!!」


 フィアル君は掠れた音を喉から出しながらも、笑顔で励ましてくれた。やっぱりフィアル君は優しいニャ。


 でも視線を逸らした後に「どうしよ……」とか呟いていたのは何なんだろう?



 ◆◆◆◆



「う~~ん……」


 さて、フィアル君達から赤い少年戦士の情報を探して貰うのはいいが、お返しを何もしないというのは良くないだろう。


 誇り高き猫人族は義理を重んじる。助けて貰ったならお礼をしなければ名がすたる。


 何かいいお礼の方法はと考えながら廊下を歩いていると、更衣室から急に出て来た先生と衝突してしまった。


「わっ!?」


「ニャッ!?」


 バサバサと落ちる紙の音。ノートや書類が何枚も廊下に広がってしまった。


「ご、ごめんなさいニャア……先生」


「いや、こっちもよそ見していた。すまない」


 急いで謝ると、金髪縦ロールの先生は笑って許してくれた。それだけでは申し訳ないので、散らばった書類やノートを急いで拾い集める。


 その中で、奇妙な題名のノートを見つけた。



『王都の赤い戦士レポート』



「……ニャ?」


 赤い戦士……私の探している赤い少年戦士の事だろうか? 私がまじまじとノートの題名を見ている事に先生が気付いたのか、ノートに手をかける。



「ああっ! いや、これはだな……そう、拾った物なんだ! 誰だろうなぁ、こんなノートを作ってる暇な奴は? はっはっは……!」


「下に『リーゼ・ネロ・シュニグワ』って書いてあるニャ。確か、先生の名前と一緒だったと思うニャ」



 よく見たら、ぶつかった先生は私と同じ日に同じ教室で着任挨拶したリーゼ先生だった。リーゼ先生は笑い顔のまま固まり、一粒の汗を流す。



「先生も、赤い戦士を探してるニャ?」


「……え、? もしかして、君も彼を探しているのか?」



 ……先生に自分の身の上話をして赤い少年戦士を探している事を伝えると、リーゼ先生も似たような経験をした事を話してくれた。


 あの赤い戦士ディメンジョンマンは色んな所で人助けをしているらしい。彼の事を語るリーゼ先生はとても真剣で、熱に浮かされたように早口になっていた。



「最初に名乗った時は通りすがりの正義の味方ヒーローなどとふざけた事を言っていると思ったがその後の活動はまさしく英雄ヒーローそのままだろう衛兵隊に幾度も辛酸を舐めさせたオーク族のボーグダインを格闘戦で打ち破るなど高い戦闘力を持ちながら凶祓いのように報酬を求める事も無く立ち去る姿は王道の自由騎士の物語のようだがただ名前が『ディメンジョンマン』というのが気になってな我が国の言葉では無さそうだしもしかしたら異国の戦士かも……」



「にゃ、ニャ~~~………」



 句読点すら省いてノンストップで捲くし立てられるものだから耳がおかしくなりそうだった。私の目がグルグルし始めたのに気付いてくれたのか、リーゼ先生が申し訳なさそうに話を止めた。


「すまない、熱くなり過ぎた。しかし彼は獣人族の救出も行っていたのか。人種に関わらず他者を救う行為、さらに好感が持てる」


「ニャ~~……。私もそう思うニャ」


「そうかそうか。よし、これも乗りかかった船だ。私も彼の捜索を手伝うとしよう。……だから、君も彼を見つけたら、こっそり教えてくれないか?」


 リーゼ先生は一目を憚るように声を潜めながら提案してくる。素直に互いに協力し合おう、と言えばいいのに、これも先生の矜持なのだろうか?


「あ、そうだニャ……」


 ついでに、先ほどまで思い悩んでいた事も相談してみよう。


「先生、ちょっとお願いしたい事があるニャ」


「ん? 何だい?」


 私は先ほどまで悩んでいた、フィアル君へのお礼について話し始めた。



 ◆◆◆◆◆



 時間は先に進んだ夕飯時。


 私は先生の許可を貰って一足先に帰り、寮の厨房で鍋を振るっていた。



「料理は愛情と……火力ニャ!!」



 ゴウッ!



 火の粉が舞い上がる程に火力を上げた竃の前で、故郷から持ってきた丸底鍋を豪快に振るう。


「おおうっ……! あれが猫人族の伝統的調理法……!!」


「凄い! 食材がまるで舞い踊っているかのように宙に浮いている!?」


「それでいて焦げ付いていない。この香ばしい匂いは食欲をそそるぞ……」


 先生の計らいによって厨房を貸してくれたコックさん達が、私の調理風景を見て感嘆の声を上げている。

 そんなに珍しいのかなぁ? 故郷ではどの家庭のお母さんもこれ位は出来たと思うけど。


 私は鍋を振るいつつお玉で食材をかき回し、焦げ付かないよう、かつ万遍無く火が通るようにしながら小首を傾げていた。



 そんなこんなしていると、厨房の外が騒がしくなって来た。そろそろ皆が夕食を求めて食堂に集まって来たのだろう。そろそろ締めに入らなきゃ。


 私は炒めていた鍋の中身を平皿に盛ってお盆に載せ、別途作っていたスープを添えて、スプーンを添える。


 そしてお盆を抱えると、緊張に胸を高鳴らせながら食堂に続く扉を開いた。背後では、コックさん達がいい笑顔で「頑張れよ…!」と応援してくれていた。ちょっと恥ずかしい。



 厨房から現れた私の姿を、数人の生徒が不思議そうな顔で見ていた。……だけど、私が食堂に並べられたテーブルの間を歩いて行くと、テーブルに座っていた生徒達は軒並みこっちを見始めた。


 多分、この匂いに釣られたのだろう。香ばしく薫る料理の香り、自分で言うのも何だが、ちょっとした自信作だ。



 前方のテーブルにいつもの面子と座っていたフィアル君も、近付いて来る匂いに気付いたのか、ふとこっちに視線を向けた。



「……リン? え、それは……?」


「あの、フィアル………えっと、日頃お世話になってるから、その……お礼に料理を作ったニャ」



 しろどもどろに応えながら、フィアル君の前に手料理を並べる。私の料理を見たフィアル君の目が大きく見開かれた。


「リン……これは……!?」


「こ、故郷の料理ニャんだけど……野菜と米の炒め物ニャ。この辺りは小麦ばかり食べるから、お口に合わないかも知れニャいけど……あっ、奮発して卵も入れてみたニャ!!」


 今更ながら、もう少し見栄えのいい料理にすれば良かった。卵で高級食材アピールしてみても、見た目の貧相さは変わらない。食べて貰えなかったらどうしよう? 少し泣きたくなってきた。



 出来立てほっかほっかの炒飯チャーハンが、さあ食べろとフィアル君に訴えかけているが、フィアル君は固まったまま動いてくれないのだもの。



 ……と思ったら、徐に震える手でスプーンを握り締めると、それを持ちながら手を合わせた。



「イタダキマス……」



 なんの儀式ニャ? 聞き慣れない言葉をフィアル君が呟いたと思うと、彼はスプーンで炒飯の小山を崩し、口に運んだ。








「う、うーーーーまーーーーいーーーーぞーーーーー!!??」



「ギニャーーーーッ!?」








 突然フィアル君が叫び出し、不意を突かれた私も驚いて耳と尻尾の毛を逆立てて悲鳴を上げた。


 一声叫んだフィアル君は、猛烈な勢いで炒飯とスープを搔き込み始めた。



「うおおおおっ、米の飯なんて久しぶりに食べたぁ!! うまい、うまいよリン! パラッと解れた米粒に、香り立つ葱の風味! 卵のふんわり感も完璧だ、スープも鳥の出汁が効いてていくらでも食べれそうだよおおおぉぉぉ!」



 怒涛の勢いで泣きながら食べている姿は鬼気迫るものがあったが、同時にとても胸が温かくしてくれた。こんなに美味しそうに食べて貰えたのは始めだった。




「お、おかわりもあるから、食べたいなら言って欲しいニャ……」


「おかわりっ!!」


「あ、ずりぃフィアル! リンちゃん僕も色々手助けしたでしょ? 僕にもその料理ちょうだい!!」



 ニコル君が横から権利を主張し始めたが、まだ分量はあるから二人分持って来なくちゃと思っていると……。



「ま、待ちなさいフィアル! そんな物食べたら夕食が食べられなく……」


「『そんな物』とは何だ、幾らリーザでも切れるぞオラぁ!?」


「リーザ! フィアルはご飯の事になると正気じゃなくなるんだから、煽らないの……!」



 その奥ではフィアル君が幼馴染二人と揉め始めた。ああどうしよう、お礼がしたかった筈なのに私の料理が不和の種になってる……!?



「リンイーさん……あの、私達もその料理、味見していい?」



 後ろから声を掛けられて振り向くと、そこには数人の女生徒が立っていた。彼女達の目はどことなく猛禽類の目に似て、炒飯の載っていた皿をチラチラと見ている。正直怖い。



「あ、俺も……」


「何っ!? じゃあ俺も俺も!!」


「なっ…なら私だって!!」



 食堂が俄かにざわめき始め、クラスメイト達が我も我も手を上げては私の料理を求めて迫り来る。




「ニャ、ニャ~~~~………!?」




 自分の引き起こした非常事態に、私は怯えた子猫のようにプルプル震えて戸惑うしかなかった。







 ……その後、トリスタン先生がやってきて皆を一喝し、混乱は免れた。

 事情を聞いたトリスタン先生は今後、その手の行為は事前に相談するよう私とリーゼ先生に軽く注意された。


 でも私は悪くないと皆が必死にトリスタン先生に訴え、庇ってくれた事が一番嬉しかった。

 特にフィアル君は土下座しかねない勢いで自分に全ての非があると頭を下げてくれたのには、申し訳なさすら感じた。また別の方法でお礼を考えなきゃ。



 故郷のお母さん、王都は全てが未知の場所で不安だったけど、少なくとも学校の人達は温かかったよ。



 頑張って勉強するね。そして、いつか『ディメンジョンマン』さんを故郷に連れて……。



炒飯食べたい。

夜中に腹を空かせつつネタ出しをしていて、ふと思い浮かんだ空想が今回の元ネタです。

絵に描いた餅ならぬ小説に書いた炒飯は勿論食べれること無く、無駄に描写に凝ったら腹が空き過ぎたので、書き直して描写を抑えました。


猫人族は中華風のイメージで書いているのでネタ的にもマッチし、かつテコ入れも出来たので自分の中ではまあまあの出来と思ってます。


次回はまた短編かも知れません。本編のネタはありますが、五年の月日をすっ飛ばしたので補足が必要かも、と考えているからです。

お読み下さり有難う御座いました。

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