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はじめのいっぽ

作者:

Pixivであげてあった小説です。

持ってきました。

夏やんでいた頃に描いたので、ただのシリアスです




ビックリするほどダメ文です

私は義理母ははが苦手だ。

何時も良い面して、なつかれようとしてるのが見え見えだ。

だから、私は義理母が苦手だ


でも、嫌いではない。

不覚ながら最近分かってきてしまった。

義理母 が私にとって世に一人の母に似ていると言うことが…


決して顔が似ているわけではない。

が、凄く似 ているのだ。手の仕草、恥ずかしくなると口を 隠す。誉め方、伸ばすようにちゃんと意見を述 べてくれる。笑い方、あまり皺がよらず、美し い頬はスッと上に上がる。

母そっくりなのだ。私はそれが嫌だ…義理母の 事を好いてしまった時世に一人しかいない私の 母はどうなるのだ?

そう考え出す頃には私は部屋に閉じ籠るように なっていた。


ベットに横たわって携帯を開け閉めする。

カコ ンカコン、

静かな部屋に響く音。

何時も何もするわけではない。ただ、ベットに横たわって一日を過ごす

最近は食事も取らなくなった… そんな私に医者は【拒食症】と言った。珍しくは無いらしい、が、死ぬこともあるそうだ。けど、私は死ぬことなんて怖くない。


母に会いに行けるから―――。


コンコンッ


そんなことを考えていると部屋のドアが叩かれる。薄く暗い部屋から少し明るいドアを見つ ると義理母の声がしてきた… 私は何も聞かず、唯、携帯を開け閉めする。

途中、義理母の苦笑が聞こえ私の部屋から遠 かっていく。 寂しいのか? いいや、寂しくはない 何で泣いてるのだろうか? 私の足は自然とドアの前に歩み寄る。少し開 ると、明かりが漏れ目に当たり痛い。けど、 ゆっくり開ける


ガタンッ


何かに当たる。

下を見るとお盆の上に料理が いてあった。


肉じゃが、白米、味噌汁、冷や奴、おひたし、魚…家庭的な料理だ。

食べられるはず無いのに…が、ふと、横を見るとぐちゃぐちゃの物 が…嘆息しながら私は横にある置き手紙を見 た。


【お料理 このへんなの お粥なんだけど、食べ たくなかったらほっといてね!


後、最近風邪気味そうだったから薬も付けてお きます。暖かくして過ごしてください。】


何時も置いてくれてるのか?


タベラレナイッテ


もっと、涙が溢れてきた。

お盆を持ち上げ、部 屋に運んだ―――。 最初は吐いてしまっていた料理。でも、これも 母そっくりの味なのだ。

ゴハンと言うものがこんなに美味しいとは知ら なかった。

何気なく口にしていたものがこんな にも美味しいのだ。


それから私は義理母と会話ができるようになった


まだ少しぎこちないけど、話せている


母に似た義理母は苦手だ。苦手だけど、母は母 義理母は義理母…

義理母は苦手だ。

苦手だ。

ニガテ でも、分かった

私は義理母が好きなんだと。


義理母には覚悟してもらわないといけない。


私は笑って言ってあげた。


「私は義理母あなたが好きだ」


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