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番外編・ちょっ!?ストップ!脱がすなっ、止めてー!!

最近、コメディ要素が少なかったのでここで一回リフレッシュで出します。前半はまだ良いのですが、後半はえっちいです。そういう表現が苦手な人は回れ右してお帰り下さいな。それでは残ったユーザー様。どうぞ、お楽しみ下さい!

作・どうも。この番外編では各キャラの【脱がす・脱がさせない】といった攻防をお楽しみ頂く趣旨で御座います。アハンウフンの組んず解れつ的な性表現はありませんが取っ組み合いによる脱衣(各キャラにはブラ・パンツは絶対に死守してもらう旨を伝えております)表現があるので嫌な人は見ないで下さい。卑猥表現的通例に従い、攻め×受けにしております。また一部のキャラが崩壊しておりますことを了承してくださいませ。それではどうぞお楽しみ下さい。


ペティ×黒也


レディ、ファイッ!!


青い顔をして冷や汗をかく黒也。

「…のっけからネタに走ったな…。とりあえず、」(尻は死んでも守る!!)

対するペティは不敵な笑みを浮かべ、目はギラギラと獲物を狙う捕食者のそれである。

「んふふ…感謝しなくちゃねえ…。久しぶりの出番と美味しそうなエ・モ・ノ♪」

「ひっ!!やめろ!舌なめずりしながらこちらを見るな!!手をワキワキと動かすな!!」

年齢が三桁超えているのに20数年生きた男相手に怯えている。

どうした?年の功。曾曾曾爺さんと玄孫やしゃご位歳は離れているだろうに。

「あれは骨までしゃぶり尽くす!というかあの禍々しい瘴気・邪気・毒煙を混ぜ合わせたような奴に近づいたら骨が溶ける!!」

あれ酷い。ペティはけっこう美丈夫さんなんですがねえ。

「ふっ。確かにカッターシャツの長袖は脱がしにくい…だが、笑止」


フッ、とペティが一瞬にして消え、黒也が隣に風を感じた時には、ペティは黒也の後ろに立っていた。

「自分のシャツのボタンを見てみなさい…」

「っ!!」

言われるまま恐る恐る見てみれば、自分のお腹が見えていた。ボタンが全部綺麗に外されていた。それに顔が羞恥で赤くなるんだが恐怖で青くなるんだか自分でわからない。

「さあ、次だ」

「くっ!」

また一瞬にして消えるも今度は黒也の眼前に現れ、押し倒した。

「ふおっ!?」

「やっぱり一瞬で脱がすのは楽しくないわねえ。反応を見ながら脱がすって背徳感があってゾクゾクするわぁ~♪」

「や、止めろっ!!」

悲痛な叫びは、

「え?なんで?私好みの体つきと甘いフェイスを前に止まれと?なんと愚問な」

あっさり切り捨てられた。

そうこうしているうちに黒也のシャツがペティによって脱がされていく。あっという間に上半身が裸にされる。

「良い体ねー♪その赤い顔も恥辱に潤んだ瞳もますます好みだわ♪さて、肝心のズボンを…」

ブチィッ!!

ここで黒也の逆鱗に触れ、

「いい加減にしろやぁぁぁ!!!!」

普段、滅多と怒鳴らない黒也がブチギレて、辺り一面に突如として強風が吹きすさび、ペティごと空の彼方にぶっ飛ばしたそうな。

勝者・黒也。

鳥葬ちょうそうしてやる!!お前らついばんでこい!!」

黒也の周りにおびただしいまでの鴉が集まり、それに命令している。

「ア゛ーーッ!!」

鳴き声をあげるといっせいに飛び立ち、黒い大群となってペティの元に飛んでいった。



鈴奈×雅鬼(少年バージョン)


レディ・ファイッ!


「なんで俺は子供姿なんだよ…」

ボリボリと頬を掻いてる雅鬼少年。


その方が彼女が本気を出すからです。

「?」

「ウウウ…グルルル…」

「っ!誰だ!!」

後ろを振り向くと髪の毛を揺らめかせ、獣のような唸り声を出している女性がいる。

「…ショ…」

「なんだ?」

「…ショタ、ショタ、ショタ、ショタ、ショタショタショタショタショタショタショタショダー!!!ギシャアアアアア!!シャアアアー!!ハア…ハア…ジュルリ、フウ、イエェェェェッス!!!!」

狂ったようなハイテンションさを見せつける針堂 鈴奈ショタコン

「おいっ!俺だけ一番ヤベェ貧乏くじ引いてねえか!?」

カクカクと興奮のあまりロボットダンスを披露する鈴奈を指差し、後ずさる雅鬼。

「ナニヲイウ!ショウネンヨ!サア、キミノスベテヲワタシニヨコシナサイ!イヤ、ワタシニソノカラダヲユダネナサイ♪キ…キヒヒヒヒヒ♪ギョッヒョヒョヒョヒョ!!!チョウマジラブリー。タベチャイタイヨ!サア、カムヒア!ゴートゥヘヴンダゼ!ゼッチョウテンゴクミセテヤン…」

喋る言葉がカタカナ表記になるほどエキサイティングしていたその時、鈴奈の眼前には拳が迫っていた。ぺちゃくちゃ喋っている時に距離を逆に詰めて早急にケリを着けにいった雅鬼君でした。

「うるっせえっつの!!黙っとけ!奪衣婆だつえばが!!」

ゴッ!!!

子供(ホントは三桁越え)が成人女性(変態)をマジ殴りした瞬間。

「YOオォォォォーーー!!!!!」

後方にぶっ飛ばされ、悪霊が無理やり浄化されたような叫びをあげて気絶した。


勝者・雅鬼(少年バージョン)

「マジでこの女ムリ!!こんなん真面目に相手したら俺の貞操が危険過ぎるわ!!!断言する!!」

げしっ!と鈴奈の頭を足蹴にする。少年姿だから出来る行為です。


四歌×美由梨


レディ・ファイッ!


「うーん服脱ぐのやだなあ…」

白衣を着た美由梨と、

「あんたは巨乳だからいいじゃない。私なんて攻める方だからって黒くてテカテカしたチューブトップとこれまた黒くてテカテカしたホットパンツなのよ!?後ご丁寧に黒のガーターベルトに黒のハイヒールよ!?」

副業の仕事着の四歌。

「うう…それを言われると…、じゃあ公平に野球拳で決めよっか…?」

「嫌よ。チューブトップの中、サラシ巻いてるだけだし、只今絶賛生理中でね?ホットパンツの中だってナプキンしてるから絶対に嫌なのよ」

「切実な悩みだなあ。私、胸と身長が釣り合ってないからコンプレックスなんだよね…。ちょっとだけバストダウンすれば良いのに…」

自身の胸に手を当ててしょんぼりする。

「鈴奈の前で言わないでよ…?あの子怒りで発狂するから」

「分かってる。だけど最近お腹周りがヤバくて…」

「どれどれ…」

「ちょっ!?まっ!」

美由梨のお腹周りを軽く摘むと、

プニ。プニプニ。

「う…うう…うわああああん!!!あんまりだぁーー!!一回つまんだ後、確かめるみたいに二回つまんだーー!!」

相当ショックだったらしく泣いた。

「あ、ごめん…。柔らかくってつい…マシュマロみたいだったよ?」

「最悪だぁー!!自分がホットパンツにチューブトップ着れるくらいスタイル良いからって酷いよぉーー!!」

慰めのつもりが逆に火に油を注いでいる。


試合結果・ドロー。

「今夜は自棄酒やる!!朝っぱらからビール浴びるように呑んでやる!!」

「あああ!!ごめんね!?お菓子買ってあげるから機嫌なおして!!ねっ!?」

グサッ!

「私、子供じゃないもん…、それなのに…それなのに…みんなして巨乳ロリってなんなのよ…!!バカヤローーー!!!!覚えてろ…ムッチムチのナイスボディに生まれ変わってやるんだからああ!!」

泣きじゃくりながら逃亡。

「え!?巨乳ロリなんか私一回も言ってないよ!!?それに第二次成長期終えたんだからナイスボディなんて無理だって!!!!」

無意識のまま止めを刺しにいった女王様。



明日香×緋牙


レディ・ファイッ!


「棄権します」

第一声から退場しようとする明日香。

「え!?ちょっとご主人!!俺はいつでも準備できてますよ!?抵抗なんて一切しませんからどうぞ脱がして下さい!!むしろ『脱げ』と言われたらご主人に一糸纏わぬ姿をお見せしますよ!!」

意気揚々と鼻息荒く、嬉しそうに宣言する。

「い、いい!遠慮しとく!なんか裏ありそうで逆に怖いから!!」

嫌がって遠ざかっている。

「…いつもなら「馬鹿言うな」って言って殴るのに…」

耳がへちゃっている。

「え?私そこまで暴力魔人でした?というか、もしかして私が殴ったら難癖付けて脱ぐつもりだったの?」


ギクッ!

「やだなぁー。そんなわけありませんよー」

「…目が泳いでるよ?」

「うっ…」


沈黙が重い。


「はあ~…しょうがない。キリが無いから言うわ、脱いで」

(別に弟で見慣れてるし…)

「えっ!?いいんですか!?それじゃあ、脱ぎますね!?」

ぱっと顔を輝かせ、いそいそと服を脱いでいく。

その間、明日香に、

(露出狂みたい…)

と思われていたが。

そして、

「はい!終わりました!どうぞ見て下さい!」

「はいはい、どうせ、パンツいっちょなんで……え?…履いて…無い…。はあああ…、ルール聞いてないの?あんた。ブラやパンツは絶対に脱ぐなって言われたこと…」

全裸を目の前にしたところでさして驚くことなく、悲しいものを見るような目で見ている。

「ご主人?なんで、そんなどうしようもないものを前にしたようなため息を…」

明日香に向かって手を伸ばそうとするが、

「とりあえず近寄るな、駄犬」

グサッ!

「あ…あれ?あはは…おかしいな?目が霞んできたや…。あ、後悪寒もするなあ!咳かなあ!!喉がつっかえたみたいに苦しいや!」

明日香のきつい言葉によって涙腺がやばいことになっている緋牙。


勝者・明日香。

「ちゃんとルール聞いてりゃ私もそこまでキツい事言ってないわよ。後、そんな怒ってないから別に気にしなくていいよ。呆れたけど…」


「ごめんなさい!許して下さい!!土下座しておでこ地面にすり付けますから呆れないで下さいぃぃ!!」

痛切なまでの懇願を叫び、マジ泣きしながら明日香の胸に抱きついている。全裸で。

「…せめて服着てから言って欲しいなぁ…」

そんな明日香は頭を撫でたり、たまにへちゃった耳をちょいと指でつつきながらあやしていた。

その表情は苦笑いを浮かべていたもののどこか優しげだった。


雅鬼(大人バージョン)×明日香

レディ・ファイッ!


「えーと、早技ですね?」

「お褒めに頂きありがとうございます。お姫さまってか?ま、経験だ。経験」

冷や汗をかきながら開始早々に押し倒された明日香とニッと少しも悪びれていない笑顔を浮かべながら押し倒した雅鬼。

「はあ…そっすか…。流石熟練者、私の両手を片手で押さえれるわけですね…。足も上手に上からあんたの足で押さえてるし…あんま痛くないのが不思議だわ…」

「いや、結構これ修得すんの難しかったぜ?力加減の問題で半年位練習したな~」

「テクニシャンだねー…」

「これくらいでテクニシャンとか言ってたらベッドタイムに入ったらどうなんだよ?」

「その時は『是非(ここ強調)』お手柔らかにお願いしたいなー…。ははは…」

未だ余裕な態度で少しSっ気が出始めた雅鬼と顔が引き攣り、余裕があまりない明日香。

「んー…まあ考えとくわな。それはそうと腕、細いな…これで俺らに青あざ付けれるくらい殴れるのが不思議なくらいだ…」

「緋牙といいあんたといい…、どうせ私はがさつですぐに手が出る色気のない女ですよ!ちょっとまじまじと観察するな!」

「どうどう。それくらいの気性だから俺は好きなんだよ」

「っ!?」

不意に顔を耳にまで持って行き、囁く。

もちろん、明日香の顔は一瞬にして赤くなり、

「…うわ、いいもん見たな、こりゃ。旦那達とかに見せたくねえな…。明日香ちゃんの照れ顔かっわいー♪」

「~~~~~ッ!!!?みっ、ない、でっよ!どうせっ、珍現象ですよっ!!」

更に顔が赤くなり、羞恥で目に涙が溜まっている。

「ああ、竹の花を見た気分だな。ギャップがすげえな!」

ニヤニヤと笑いながら明日香の顔をじっくりと観察している。

「悪かったわねぇ!!普段恥じらいが無くて!」

「嘘だよ。俺はお前だからいいんだ」

両手を掴んでいる右手とは違う左手で明日香の目に溜まった涙を親指で拭うが、耳まで真っ赤にした明日香がそこにいた。雅鬼は明日香の涙を拭った自身の指をしばらく見て、不意に舐めた。

「~~~~ッ!!?ッ!?ッ!?」

「しょっぺ…」

最早パニック状態状態な明日香を尻目にレロリと親指を二回舐めた後、明日香の口に舐めた指を突っ込み、舌を親指の腹で押さえる。

「舐めてみ?噛むなよ?俺がいてぇから」

普段の明日香なら言われなくとも噛み千切ろうとするだろうが先ほどの甘さを含んだ雅鬼の言葉によってあまり力が入らないどこか思考がぼやけていた。

「ん…ふう…あ…んっ…」

レル、ピチャ…ネロ…。

卑猥な水音が彼女の口内で起きていた。

その時、雅鬼は、

(あ、やべえ…。マジでエロいな…。親指に舌がねっとりと絡みついてくすぐってえな。掛かる息も熱いしな。襲いてえけど、我慢我慢…。けど、親指出したくねえな。名残惜しいっつーか、もったいないというか…。まあ、空気を読まない我が愚息も健在ってわけか…)

己の本能と下半身を抑え、戦っていた。

ただ、自身の呼吸も荒くなっていた事を彼は理解していたのだろうか?

「はぁ…はぁ…。んっ!はい…、おしまいだ…」

明日香の口から親指を出すと指は透明な糸を引いていた。

そして雅鬼がまたそれを自分の舌で舐めとった。

「間接ベロチュー完了っと。どうだった?」

「っ!この、変…態っ!!」

荒い息を抑えながら、トロンとした目で雅鬼を睨みつける。

「はあ…ははっ!説得力がねえよ…!ま、ちょっとムカついたからお仕置きな♪」

ニヤリと意地悪そうに笑うと急に明日香の首筋に噛みつくようなキスをした。

「ひゃ…んっ!んんっ!!」

いきなりの事に驚きの声が出るが歯を食いしばり我慢する。

「声…、出さなかったらもっと激しいのやろうか?」

雅鬼がそう尋ね、明日香の顔を見た時、彼女は、

「…うっくっ!ひっう!やだ…!絶対、声なんて出さないもん…!」

涙を流していた。

「っ!そーかよ。じゃあお望み通り激しいのくれてやるよ!!」

それが雅鬼の暗い感情を一気に引き出した。つまらない、もっと泣かせたい。もっと俺を見て欲しい。強情っぱりの皮を剥がして、ドロドロに甘やかしたい。そんな、暗い感情が心を支配した。

キスは先程よりもっときつくなった。首筋なのは変わらず、舌を使い始めた。なめ回すようなつつくような吸うような動作が加わった。

明日香はそれに涙を流しながら食いしばり、時折

「ひっ…ひっ!」

と声をあげていた。

そして、チクりと首筋に痛みを感じ、恐る恐る目線を雅鬼に合わせると、意地悪そうな笑みを浮かべ舌で痛みがした部分をつつき、

「キスマーク。付けてやった」

と笑っていた。

「う…ひっく、も、やめ…て…。あやま、ひっく、るからぁ…」

もう明日香の方が折れていた。こう見えて色事には弱いのだ。

涙でぐしゃぐしゃになった明日香の顔に自身の唇を近づけ、そして、

「なに、やってんだ?雅鬼?」

水を差すような冷えた言葉(作者の良心発動&18禁ネタはやらないって決めているからね?)が逆に恐ろしい。後ろには今にも殺さんばかりの眼力を携えた緋牙と黒也がいた。


「とりあえず、早贄はやにえになる準備はいいな?ああ、拒否権は無しだ」


「あ、いや、これは」

釈明しようと明日香を縫い止めていた手を離した途端、


「ひ、緋牙ああっ!!」

ドンと雅鬼を押しのけて、泣きながら緋牙の腕の中に入っていった。


「大丈夫でしたか!?ご主人!?もう安心ですよ~。俺らがきっっっっちり落とし前着けさせますから」


「っ!!」

冷や汗かきまくりである。

「明日香。今生の別れになるかも知れないから何か餞別の言葉でも言っといてくれ」

黒也が雅鬼の頭を握りつぶさんばかりの握力でつかみながら言う。


明日香は、

「ばか…」

緋牙の胸に顔をうずめながらそう言った。ただ、言うとき、耳が赤くなっていた事を雅鬼は見た。


「っ!」

「雅鬼。月の無い夜は背後に気をつけろよ?俺は殺しにいくからな?ほら、ご主人?雅鬼が連行されていきますからねー!おーよしよし」

「う、うううっ…!!ひっ、がぁ、あ…!私っ!私ぃっ!」

「無理に喋らないでいいんですよー。黒也、拷問にかけろ。凌遅刑だ」

「もちろん。傷口には塩をたっぷり塗り込めてやる。覚悟しろ?」

これから凄惨な事をするであろう黒也の顔はひどく怒りに満ちていた。

「す、すみません!!許してくださっギャアアアアアアアアッ!!!!」

叫び声が響いた。

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