表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/60

第1話:最後の馬券、最初の血統スキル

――2025年、東京競馬場。


「……最後の一枚、これで決める」


財布の中には、千円札が一枚だけ。

水島 みずしま・れん、42歳。独身。趣味は競馬。人生は……まあまあ詰んでる。

仕事は中堅のIT企業で平凡なSE。年収は550万、貯金は50万ちょっと。投資はうまくいかず、競馬の収支もプラマイゼロ程度。それでも馬を見る目だけは自信があった。


「これが当たれば……今月もなんとかなる」


笑いながら買った馬連一点。選んだのは、追い込み一閃の差し馬と、前残り狙いの先行馬。

展開読み、調教、血統、すべてを踏まえた、蓮なりの“理詰めの一点”。

彼にとって競馬は、賭けではなく、愛とロマンの塊だった。


レースが始まる。観客の声が高鳴る。モニターに目を凝らす――


その時だった。


「おい……あれ、見たか?」


「やべっ、急げ、誰か来るぞ」


蓮は、コース裏の立ち入り禁止区域で、異様な光景を目撃してしまう。

数人の男たちが、何やら注射器のようなものを馬に打ち込んでいたのだ。


「……おい、なにしてんだよ、それ」


咄嗟に声を出してしまったのは、正義感なのか、それとも好奇心か。

しかし、次の瞬間――男の一人と目が合った。


「見られたぞ、やれッ!」


「は、は?」


逃げようとした時にはもう遅かった。

後ろから何かで殴られ、視界が暗転していく――。


30話あたりから内容濃くし始めました。

小説不慣れですが暖かく見守ってください。

レビュー、感想は励みになります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ