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〜プロローグ〜
※史実の名馬を主人公の配合や出資で奪う・対抗するなどif展開ありですので、ご了承ください。
水島蓮、42歳、独身。
日々の楽しみはただ一つ――競馬。仕事はこなすが、出世欲ゼロ。
金は馬券に消えていく。
気づけば、週末は競馬場、夜はnetkeiba、寝る前はウイニングポスト。
「本当は……自分の馬で、勝ちたかった」
そんな夢を抱いたある日、府中競馬場でとある八百長の現場らしきものを目撃。
問い詰めた瞬間、何者かに背後から殴られ、意識を失う――。
目覚めると、そこは1976年。
昭和の匂いと、見慣れぬ風景。
だが、頭の中には令和の競馬知識がそのまま残っている。
「マルゼンスキー…トウショウボーイ…テンポイント…この時代なら、全部俺の手で…!」
情報格差という最大のチートを武器に、まずは馬券で資金を稼ぐ決意を固める。
素人の趣味投稿ですのでご了承下さい
段々と文字数は増えて内容を濃くすることを意識しました。(30話あたりから)