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無題2

作者: ぐるぐる

大切な人がいなくなったら、人は皆どういう風に想うのか。


また、どういった行動に出るのか。


 そんなうたです。

 人間は結局皆一人だって。


 そんなことないよ。


 僕は言った。


 キミは寂しそうな笑顔で振り向いた。


 でも、何も言わずに歩くのを再開した。


 夕焼け色に染まる道。


 陽気な子供達の声。


 僕の三歩前を歩くキミ。


 普段頼もしいその背中が、とても小さく、儚く見えた。




 よく笑うキミ。


 泣き虫なキミ。


 怒りっぽいキミ。


 そんなキミはもう見れない。


 一緒に居ることは出来ない。


 堪えれそうにないよ。


 頭がおかしくなりそうだ。


 テーブルの上にはキミが残したオレンジジュース。


 あの時のキミの声が


 キミの涙が


 玄関の扉の閉まる音が今でも鮮明に甦ってくるよ。


 その度に想う。


 自分を閉じ込めて置けばよかったと。


 口をガムテープで塞いで


 両手足をロープで縛って


 金庫にでも入れておけば良かったんだ。




 夕焼け色に染まる道。


 陽気な子供達の声。


 三歩前には誰もいない。


 でも、僕の中には確かにそれが在り続けている。


 小さくて、ほんのり温かい。


 それが何なのかは解らないけど。




 もう目の前には冬が来ている。


 今年は冷えるらしいね。



 そうだ。


 温かいジャケットを買おう。


 キミが寒くて震えないように。



 クリスマスにはキミが好きだったイチゴのショートケーキを買おう。


 キミを満たすために。



 新しい彼女を作ろう。


 キミが安心して逝けるように。




 キミの微笑みを


 もう一度・・・。

 こんなチープな詩を読んで頂き有難うございます。


 皆さんには良い方向にベクトルが向いて頂けたらと思います。

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